ピュア・ストレージ・ジャパンは、日本中央競馬会(JRA)がピュア・ストレージ製のオールフラッシュストレージ環境への移行を完了させたと発表した。データベースとウェブシステム、仮想デスクトップ基盤(VDI)などでこのストレージを利用する。
ピュアによるとJRAは、ディスクベースのストレージに課題があり、Lotus NotesとVDIの性能に不満があった。バックアップもテープで失敗率が高く時間がかかり、遠隔地への搬送も負担だった。管理も複雑で負担が増していたという。
このためオールフラッシュストレージへの移行を決め、サブスクリプション契約で利用できるピュアの製品を採用した。3~5年ごとの更新とコストがなくなる点も評価したとする。従前の低い性能問題は解消され、バックアップ作業もVeeamの利用で簡素化されたとしている。
ピュアの発表に伴いJRA 情報システム部システム統括課は、「ディスクやテープを排除したオールフラッシュ化を実現し、インフラ管理の手間が削減され、エンジニアは本来対応すべきユーザー対応を密に行えるようになった」とのコメントを添えている。