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日本株展望

日本株だけで大丈夫?--米国株・アジア株への投資も必要と考える理由

ZDNet Japan Staff

2020-12-03 11:16

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. グローバル投資が必要な時代に
  2. 日本株は「割安株の宝庫、ただし成長性でやや見劣り」と判断
  3. 米国株をグローバル投資のコアに:NYダウは米国を代表する株価指数と言えない
  4. 政治リスクはあるが中国株・アジア株の投資価値も高いと考える
  5. 資源国は資源価格上昇時に高パフォーマンス

 これら5点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

グローバル投資が必要な時代に

 いつもは日本株の投資判断について書いているが、今回はグロ-バル株式投資について筆者の考えをお伝えする。以下が筆者の考えだ。

  1. 日本株:割安株として高評価、成長性はやや見劣り
  2. 米国株:成長株として評価
  3. 中国株:成長株として評価、政治リスクに注意
  4. 新興国株(非資源国):成長株として評価、政治リスクに注意
  5. 新興国株(資源国):資源価格が上昇するときに高パフォーマンス

日本株は「割安株の宝庫、ただし成長性でやや見劣り」と判断

 日本株は「割安株の宝庫」と判断しており、しっかり投資していくべきと考えている。財務内容が良好で収益基盤が堅固で配当利回りが高い銘柄が多数あると考えている。また、買収価値と比較して株価が「極めて割安」な銘柄もあると判断している。具体的な投資候補については、筆者の過去レポートをご参照いただきたい。

 日本株から成長株の発掘余地もある。海外(主にアジア)で成長する企業、ITで経済構造を革新する企業に期待している。ただし、黒字化のめどが全くないのに期待だけで株価が高騰している「見かけ倒しの成長株」もあるので注意が必要だ。

 日本株全体を見渡すと成長性に乏しい銘柄が多いのは否めない。経済協力開発機構(OECD)が12月1日に発表した「世界経済見通し」から、まず先進国および世界全体のGDP成長率をご覧いただきたい。

OECDの世界経済見通し(GDP成長率):世界全体、米国、日本、欧州

出所:2020・21・22年予想はOECD、2020年12月1日時点
出所:2020・21・22年予想はOECD、2020年12月1日時点

 上記はOECDの予想だ。日本の成長率見通しがやや低過ぎると思うが、それを除けばおおむね筆者の考えと一致する。以下、OECDの見通しから読み取れることを解説する。

(1)世界全体のGDP規模は2021年、コロナ前に戻る見通し

 世界全体の国内総生産(GDP)はコロナ前、年率約3%ペースで成長していた。コロナ前の2019年成長率実績も2.6%だった。

 2020年はコロナショックで▲4.2%のマイナス成長となる見込みだ。ただし、2021年は+4.2%成長し、コロナ前の経済規模に戻る見込みだ。2022年は世界全体でさらに3.7%の成長が続く見通しだ。

(2)米国のGDPも2021年にはコロナ前の水準に近づく見通し

 米国には世界のITインフラを支配し、これから世界で加速する「第4次産業革命」をけん引する企業が多数ある。OECDによると、2021年の米国GDPはコロナ前の水準に近づき、2022年はさらに3.5%成長する見通しだ。

(3)日本と欧州のGDPは1年ではコロナ前の水準に戻らない見通し

 日本およびユーロ圏のGDPは2021年1年ではコロナ前に戻らず、2022年まででようやくコロナ前に近づく見通しだ。

 世界全体のGDPは2021年に「コロナ前」の水準に戻り、2022年にさらに年率3%台の成長が見込める。従って、グローバル株式に投資していく価値は高いと考える。米国株はその有力候補だ。

 日本株と欧州株については成長性ではあまり評価できない。成長性を考えるならば、米国株に加えて人口が増えて成長する「新興国」にも投資していく必要があると思う。

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