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野村総研の新サービスにみる「DXの取り組みを“客観視”するメリット」

松岡功

2020-12-10 07:00

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、野村総合研究所が提供する「企業のデジタル化推進力診断サービス」を取り上げる。

デジタル化推進に必要な組織能力を網羅的に診断

 野村総合研究所(NRI)は先頃、企業のデジタル化推進に必要な組織能力を網羅的に診断、ベンチマークするサービス「DiMaC(Digital Management & Capability assessment」/ディマック)」の提供を開始した。同じ業種や同売上規模の企業および先進企業群などと比較することで自社のポジションを把握できるのが最大の特長だ。

 日々進化するデジタル技術や業界の外からやってくるディスラプター(創造的破壊者)によって、ビジネス環境や競争の前提条件が大きく変化しており、多くの企業はデジタル化の推進なしに成長は難しい状況にある。

 こうした不確実性の高い状況では、試行錯誤しながら、柔軟にデジタル化を推進するための組織能力が求められる。しかし、そもそもどのような能力が必要となるのか、それがどの程度自社に備わっているのかを理解するDiMaCでは、デジタル化推進に必要な組織能力の現状を網羅的に診断し、ベンチマークによって自社のポジションを可視化した上で、デジタル化を推進するための課題と対策を明らかにする。(図1

図1:DiMaCサービスの提供価値(出典:NRI)
図1:DiMaCサービスの提供価値(出典:NRI)

 デジタル化を推進するためには、デジタル化により実現する未来を描く機能(Vision)、推進する機能(Governance)、実行する機能(Capability)が必要だ。DiMaCでは、NRIがこれまで多くの企業に対してデジタル化推進を支援してきた経験と、そこで得た知見を基に、独自に作成した診断項目を用いて、「Vision」「Governance」「Capability」それぞれのレベルを診断する。

 この診断項目は、国内外の著名なフレームワーク(経済産業省「DX推進指標」、COBIT、ITIL、SIAM、VeriSM、SAFeなど)を参考にNRIとして解釈した上で策定しているという。(図2

図2:DiMaCサービスの診断項目(出典:NRI)
図2:DiMaCサービスの診断項目(出典:NRI)

 また、金融、機械製造、素材と他製造業、建設、流通、運輸や通信とインフラ、情報サービス、その他サービス業など幅広い業種データを保有しており、同業種や売上規模が近い企業、先進企業群との比較も可能としている。(図3

図3:DiMaCサービスのレポートイメージ(出典:NRI)
図3:DiMaCサービスのレポートイメージ(出典:NRI)

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