レッドハットは12月9日、Kubernetesプラットフォーム「Red Hat OpenShift」の普及を図るパートナー・エコシステム支援プロジェクトの新施策「Red Hat Kubernetes Operator Project」を開始すると発表した。
この取り組みでは、2019年12月に第一弾として「Red Hat OpenShift Managed Practice Program」を展開済み。今回のRed Hat Kubernetes Operator Projectは第二弾という位置づけで、ソフトウェアパートナー企業向けに展開する。
Openshiftにおけるパートナー・エコシステム支援プロジェクト
記者会見した常務執行役員 パートナー・アライアンス営業統括本部長の金古毅氏は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を背景にしたアプリケーション開発においてコンテナーの採用が拡大していくとし、その基盤としてのOpenShiftの採用拡大を図るとした。今回の施策では、コンテナーアプリケーションの運用を自動化する「Kubernetes Operator」を中核に据え、パートナーがKubernetes Operatorなどを活用したソリューションを提供していく。
同日時点で伊藤忠テクノソリューションズ、SCSK、オージス総研、サイオステクノロジー、セゾン情報システムズ、ソリトンシステムズ、日商エレクトロニクス、NEC、日立製作所、富士通がプロフラムに参加を表明した。
またレッドハットは、「Operator開発検証パートナー支援体制」も提供し、無償開発検証環境を日本IBMが、Operator開発支援をコムチュア、サイオステクノロジー、リアルグローブ・オートメーティッドが有償提供する。
この他に、さまざまなKubernetes Operatorのポータルサイト「OperatoreHub.io」、レッドハット認定製品検索の「Red Hat Ecosystem Catalog」も提供する。2021年には「Red Hat Marketplace」を国内でも一般提供するという。
記者会見したプログラム参加企業の関係者