グーグル、「Chromium」ベースのOS「CloudReady」のNeverware買収

Liam Tung (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2020-12-18 11:42

 Googleが、「Chromium」ベースのOS「CloudReady」を提供するNeverwareを買収した。CloudReadyは、古い「Windows」PCなどを「Chrome OS」搭載マシンとしてよみがえらせることができる。

 CloudReadyは、「Windows 7」搭載PCを使い続けているユーザーにとって、理想的な解決策となっているかもしれない。Microsoftは1月15日にWindows 7のサポートを終了している。CloudReadyは、Chrome OSと同じように、6週間ごとにパッチや修正が提供されている。

 米ZDNetのSteven J Vaughan-Nicholsが述べているように、CloudReadyは、Linuxに乗り換えようという気にはなれない平均的なユーザーに適しているかもしれない。

 「Home」エディション(無償)、「Education」エディション(1台当たり年間20ドル:約2100円)、「Enterprise」エディション(1台当たり年間49ドル:約5100円)が提供されている。

 NeverwareとCloudReadyはGoogleでChrome OSのチームに加わる

 CloudReadyの現行の価格などに変更はない。Neverwareは、「CloudReadyは、公式なChrome OS製品となるため、Chrome OSの公式リリースに従ったリリースプロセスを期待できる」としている。

 Neverwareは2011年に創業され、2015年にCloudReadyを公開した。Googleは2017年、シリーズBの資金調達ラウンドでNeverwareに出資している。Neverwareによると、CloudReadyは137万台の端末にインストールされているという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

  5. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]