NECソリューションイノベータは、イベントログを解析することで業務プロセスの可視化や改善を支援する「NEC プロセスマイニングサービス」の提供を開始した。今後3年間で50社への導入を目指す。
同サービスは、業務プロセスの現状を把握・分析するためのプロセスマイニングツールの導入から導入後の運用支援まで、一連の取り組みをサポートする。業務に関連するイベントログをツールで解析し、業務の遂行状況をさまざまな観点で可視化・分析することで、業務改善に役立てることができる。

業務プロセスの経路を可視化し、繰り返しや手戻りを検知する「パス分析」

業務プロセスのシステムログの統計数値を可視化する「統計分析」
プロセスマイニングツールとして、さまざまな角度から業務分析が可能なABBYYの「ABBYY Timeline」を採用する。ABBYY Timelineの分析機能によって業務プロセスの経路や作業時間を可視化し、繰り返しが発生している作業やボトルネックとなっている作業を把握する。これにより、リソースの適正配置や業務プロセスの効率化・標準化などを支援するとともにRPA(ロボティックプロセスオートメーション)の活用による業務プロセスの自動化を推進する。
またプロセスマイニングツールによる分析準備として必要なログの抽出・加工・整形やレポートの出力を、ETL(抽出・変換・ロード)やRPAを活用して省力化することができる。これらのサービスでは各ツールのライセンス契約が別途必要になる。
価格は税別20万円から(対象ログの分析とアウトプットイメージの提供のみ)で、トータルの導入費用はユーザーの業務プロセスの状況に応じて、個別見積もりとなっている。