ジェイズ、“現場が使える”RPA導入--プレッシャーから解放、休暇取得日も稼働

藤代格 (編集部)

2020-12-24 07:15

 ネットワークインテグレーター(NIer)のジェイズ・コミュニケーション(ジェイズ、大阪市淀川区、従業員数159人)は、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)ソフト「EzAvater」を採用。

 業務部門自らでシナリオを作成、業務を自動化しているという。12月23日、EzAvaterを開発、提供するテリロジー(千代田区)が発表した。

 ジェイズは、従来から他社RPAサービスなどを活用。情報システム担当以外、システムに詳しくない従業員にとってはやや難しいと感じていたという。

 生産性を向上させるためには業務をよく知る現場自身での改革が必要と捉え、業務の分析、要件の定義、シナリオの作成までが現場で可能なツールを選定したとしている。

 主に企画調整グループが予算管理、実績管理、実績の分析などで活用。毎日30分~1時間程度かけていた定例業務や必須業務を自動化しているという。

 ミスや工数の削減に加えてプレッシャーからの解放、休暇取得日も稼働するというメリットがあると説明。エラーのチェックもしやすいとしている。

 EzAvaterは、「簡単」「止まらない」「スモールスタート」などが特徴というRPAソフト。目で見た動きをそのまま実行でき、「誰でも」「簡単に」自動化シナリオが作成できるという。

 導入部門の7割以上が非IT部門で、ほとんどが自社でシナリオを作成しているとしている。

活用イメージ(出典:テリロジー) 活用イメージ(出典:テリロジー)
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 ラインアップは税別年額料金75万円の「フル機能ロボット」、20万円の「実行専用ロボット」、49万8000円からの「EzAvater管理サーバー」の3種類。「Windows」「Windows Server」などで動作する。契約期間中は常に最新版を無償提供するとしている。

費用イメージ(出典:テリロジー) 費用イメージ(出典:テリロジー)
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