2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
デル・テクノロジーズ 代表取締役社長 大塚俊彦氏
新年明けましておめでとうございます。新しい年を迎えるに当たり、旧年中に皆さまから賜りましたご支援ご厚情に、厚くお礼申し上げます。
デル・テクノロジーズ 代表取締役社長 大塚俊彦氏(出典:デル・テクノロジーズ)
2020年8月1日、デルとEMCジャパンは統合し、デル・テクノロジーズとして新たにスタートいたしました。この統合を通じて総合力を一層高め、当社の幅広いテクノロジーポートフォリオを活用し、お客さまのデジタル変革実現に向けて新たな価値をお届けできるよう、前進してまいります。
2020年は、各製品群においても多くの機能強化とポートフォリオの拡充を実現してきました。モダンインフラストラクチャープラットフォームの「Dell EMC PowerStore」や「Dell EMC PowerScale」、全ての製品とソリューションを「as-a-Service」として提供する「Project APEX」などを発表しました。また、Winning in New Normalと題し、IT資産のモダナイズや自動化を推進する「ITの競争力強化」、リモートワークの定着と浸透を図る「xFH(x From Home)の実現」、新しい収益源を生み出す「デジタル競争力の確立」、「社会インフラの変革」という4つのテーマを掲げてお客さまの変革をご支援してまいりました。
さらに、サステナビリティー促進、インクルージョン(多様性)醸成、ライフシーン変革、倫理とプライバシーの維持を、2030年までの社会貢献の柱としてグローバルに取り組んでおります。
2年ごとに当社が実施している、デジタル変革の進ちょくに関するグローバル調査「Digital Transformation Index」においては、新型コロナウイルス感染症の世界的な影響の中、多くの日本企業が、これまで以上にデジタル変革の取り組みを加速させていると明らかになっています。
2021年は、デジタル変革への取り組みが一層進み、先進テクノロジーの戦略的活用も進展すると予測されます。当社としては、「ハイブリッドクラウド」「エッジ」「5G(第5世代移動通信システム)」「AI(人工知能)/ML(機械学習)」「データマネジメント」「セキュリティ」の6つを重点領域として、製品/ソリューションの開発を強化していくとともに、実践的な活用を推進してまいります。また、2021年後半には本社オフィスを東京都大手町に統合し、One Companyとしての総合力を一層強化してまいります。
デル・テクノロジーズは、お客さまのデジタル変革に貢献する真のパートナーを目指し、われわれ自身も変革を積み重ね、新たな価値をご提供できるよう、従業員一同取り組んでまいる所存です。
本年もより一層のご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。