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IT企業の年頭所感

「変化を競争力に」--アカマイのエッジが実現するデジタルライフとイノベーション

ZDNet Japan Staff

2021-01-05 07:00

 2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

アカマイ・テクノロジーズ

 謹んで初春のお喜びを申し上げます。皆さまにとって2021年が実り多い1年となりますように心よりお祈り申し上げます。

 2020年は全世界が予期せぬ危機に直面し、あらゆる変革を求められた年でした。これまで予想をしなかった様式が常識になり、生活のさまざまなシーンにおいてデジタル化が急激に普及しています。

 多くの企業がテレワークを実施し、教育現場においてもオンライン化が進み、家の中で楽しむエンターテインメントやショッピングサイトによる「巣ごもり需要」が高まりました。それに伴いトラフィックも急増しており、アカマイが観測した2020年第3四半期のピークトラフィックは160Tbpsと、前年同期比でおよそ2倍となりました。社会はこの大きな変化に適応し、着実にデジタルライフにシフトしつつあります。

 2021年におけるアカマイのキートピックは次の4つです。

アイデンティティーセキュリティ

 2021年はデジタル化の加速によってインターネットの重要性とともにセキュリティへの要求がますます高まることが予想されます。コロナ禍の情勢を悪用したとみられるサイバー脅威はあらゆるところで活発な動きを見せています。大規模なDDoS攻撃だけでなく、ウェブスキミングなどの巧妙な手口の攻撃も増えており、攻撃手法は日々高度化しています。

 アカマイが観測した悪性ボットによる不正ログイン試行は2020年第3四半期は同第2四半期比で134%増と急増しました。国内においてもボットを用いたパスワードリスト型攻撃が急激な増加を見せています。2020年、日本で起きた大規模なサイバー犯罪の例を考えると、日々利用するオンラインサービスでの本人認証と個人情報の漏えい防止、つまりアイデンティティーセキュリティの強化は喫緊の課題です。

 その一方で、顧客のアイデンティティー情報はデジタルビジネスを成功に導く源泉でもあります。アカマイは、アイデンティティー情報を利活用した顧客とのエンゲージメントの向上と同時に、セキュリティ強度を高めるための包括的なソリューションをエッジで提供します。

エッジコンピューティング

 2021年は「ポストコロナ」を見据えたデジタルライフへのさらなる適応が必要になってくるでしょう。日常生活のより多くの局面において、オンライン化へシフトするのと並行して、IoTデバイスは急増し、さらに5G(第5世代移動体通信システム)サービスの本格化によってトラフィックは増大します。それらに対応するためには、分散型のエッジによるアプローチがますます重要になります。

 アカマイは、約140ヵ国に配置した30万台超のサーバー群から構成される世界最大級の超分散型エッジプラットフォームを通じて、お客さまに快適で安全なデジタル体験をもたらしています。20年以上にわたってソリューション、サービスを提供しており、アカマイはエッジコンピューティングにおけるリーダーであると自負しております。

 アカマイの「EdgeWorkers」は、開発者が独自のコードを直接アカマイのプラットフォーム上でサーバーレスで実行することを可能にします。アカマイのグローバルネットワーク全体で新しいデジタル体験をスピーディーに提供するだけでなく、より少ない工数と高いパフォーマンスでイノベーションを加速します。

SASE(Secure Access Service Edge)へ

 2020年は「ゼロトラスト」がテレワークのキーワードとして注目されました。これは、 多くの企業が従来の「境界型セキュリティ」から脱却を試みている証です。システムをクラウドに移行し、従業員はリモートで働く昨今の環境では、オンプレミス中心に実装された境界型セキュリティは過去のものとなりつつあります。

 アカマイは、ゼロトラスト型リモートアクセスをエッジ上で提供し、多くの企業のテレワークを支援してきました。2021年は、このエッジ上にセキュアウェブゲートウェイやアプリケーション可視化をはじめとするさらなる機能追加を行い、お客さまがクラウド移行やモバイルの活用を進めるためのセキュリティ機能統合を強化します。リソースが分散する時代のサイバー攻撃対策をSASEによって推進します。

APIセキュリティ

 アカマイの調べによると、API のリクエスト数は HTML の5倍以上となっています。各種のコンシューマー向けサービスを提供するスマートフォンアプリだけでなく、ビジネス用のアプリケーションや企業間連携にもAPIが利用されています。今後、デジタルトランスフォーメーション(DX)やマイクロサービスの普及に伴って、社会におけるAPIの重要度は高まります。

 しかしながら、セキュリティ対策が十分ではないAPIが数多くインターネット上にとり残されているのも現状です。価値ある情報を背後に抱えているAPIは、犯罪者にとってサイバー攻撃の恰好の標的となっており、放置されたままのセキュリティやAPI特有の脆弱性を突く攻撃が急拡大しています。

 アカマイは、APIで動作するさまざまなアプリケーションをDDoS、脆弱性攻撃、ボットによる不正アクセスなどの攻撃から包括的に保護するため、APIを利用している既存サービスのディスカバリー(探査)、対策製品、および専門スキルに富んだマネージドサービスを提供し、APIのセキュリティ強化を支援します。

 2021年のデジタル庁創設とともに、社会全体のデジタル化はさらに加速し、インターネットはより重要な社会インフラとしての役割が期待されるでしょう。 2021年、アカマイは引き続き皆さまのデジタルライフを支え、変化を競争力にするパートナーとして貢献してまいります。

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