編集部からのお知らせ
新着・電子インボイスの記事まとめ
記事まとめDL:オンライン確認「eKYC」
日本株展望

「割安株」復権へ?--初心者も上級者も2021年は成長株より割安株に注目すべき理由

ZDNet Japan Staff

2021-01-05 11:09

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. バリュー株とグロース株のバリュエーション格差が拡大
  2. リーマンショック前はバリュー優位が何年も続いていた
  3. バリュー投資・グロース投資、どっちが魅力的?

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

バリュー株とグロース株のバリュエーション格差が拡大

 株式投資の代表的スタイルは2つある。1つはグロース(成長株)投資、もう1つはバリュー(割安株)投資だ。読者のみなさんはどちらのスタイルに近いだろうか?

 過去10年、日本株ではグロース株優位が続いている。過去4年でその傾向が加速している。中でも、2020年はグロース株指数がバリュー株指数を27%も上回るパフォーマンスとなった(※ラッセル野村グロ-ス・バリュー指数〈配当込み〉から計算)。

 グロース優位が延々と続いてきたので、「グロース株に投資しないと話にならない、バリュー株なんか持っていてもダメ」という感覚を持つ投資家が増えてきているように感じる。

 ただし、あまりにグロース中心の相場が続いたため、結果としてグロース株とバリュー株のバリュエーション格差はかつてないほど拡大(※注)している。

※注:一般的にPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの株価指標が高く、配当利回りが低い銘柄群をグロース株と呼ぶ。一方、PER/PBRが低く、配当利回りが高い銘柄群をバリュー株と呼ぶ。成長期待が高いグロース株は株式市場での評価が高く、株価バリュエーションで高い株価がつく。バリュー株よりもPERやPBRが高く、配当利回りが低いのは当然だ。

 ただし、グロースとバリューのバリュエーション格差は拡大したり縮小したりする。1999年のITバブル相場や2020年のコロナショック相場ではグロース株ばかり買われ、バリュー株が売られる二極化が進む結果、バリュエーション格差が拡大した。

 経験則では、ここまでバリュエーション格差が広がるとリバーサル(逆の動き)が出やすくなる。つまり、バリュー優位への転換が近づいている可能性がある。

 筆者はそれが近々起こると予想している。2021年はバリュー株のパフォーマンスがグロース株を上回ると予想している。

以下にイメージ図をつけた。ご覧いただきたい。

成長株優位・割安株優位は循環する(イメージ図)

出所:筆者作成
出所:筆者作成

 現在の日本株は上記のイメージ図で「成長株相場が終わり、割安株相場に転換する」転換点に近づいていると筆者は考えている。利益が出ていない東証マザーズのグロース株が非常に高いバリュエーションで評価される一方、財務良好で収益基盤も堅固なバリュー株は配当利回り6%でも「面白みがない」と嫌われる状況に変化が起きると考えている。

 日本株だけでなく、米国株など世界全体でグロース優位が何年も続いてきたので、バリュー株優位への転換が世界の株式市場全体で近づいていると予想している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]