新型コロナウイルスのパンデミックにより、リモートワークやソーシャルディスタンシングが実践されるようになったことで、ビデオ会議などのビジネスコラボレーションツールの使用が過去数週間で記録的な増加を示している。
現在、特に幅広く使用されているプラットフォームが、「Zoom」「Microsoft Teams」「Google Meet」の3つだ。いずれも、同僚と連絡を取り合い、友人や家族とつながって、毎週のデジタルな集まりを楽しむための機能を備えている。メッセージングとビデオ通話は3つすべてに共通する機能だが、それぞれ独自の機能もあり、ニーズによってはあるサービスが他のサービスよりも適している、というケースもありそうだ。
ここでは、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetの機能の概要を紹介し、各プラットフォームを比較する。
Zoom
外出自粛が求められる中で、同僚、友人、親族と簡単に連絡を取る手段を探していた多くのユーザーにとって、Zoomは短期間のうちに定番のツールとなった。Zoomにはチャット機能に加えてHDビデオ通話と音声通話の機能もあり、これらすべての機能を、デスクトップPC、「Android」デバイス、Appleデバイスから利用できる。
また、Zoomは、よく知られているように、カスタマイズ可能なバーチャル背景機能を備える。通話にユーザーの個性を加えられるようにするとともに、プライバシー保護のレイヤーを追加してくれる。特に、寝室から会議に参加しているような場合でも、室内の様子が好奇の目に晒されずに済む。