Microsoftは、「Windows 10」に搭載するタスクバーの新プレビューを明らかにした。同社がニュースや天気をどのように表示する計画かを示している。
提供:Microsoft
Microsoftは、今秋リリース予定の「Windows 10 21H2」で「Sun Valley」というコード名の下、ユーザーインターフェース(UI)を刷新する準備を進めている。
同社は米国時間1月6日、「News and Interests」(ニュースと関心)というタスクバーウィジェットを、「Windows Insider Program」Devチャネルの「RS_Prerelease」ブランチで披露している。そして14日には、Windows 10プレビューの最新機能を利用しているユーザーからのフィードバックをもとに、RS_Prereleaseに行った幾つかの改善点を明らかにした。
ウィジェットパネルには、パーソナライズしたりオフにしたりできる、ニュースやその他の情報が表示され、タスクバーからアクセスできる。
留意すべき点は、こうした機能がWindows 10の将来のバージョンに搭載されるとは限らないことだ。しかし、全てが順調にいけばWindows 10 21H2で提供されるだろう。同社がわざわざ改善点を紹介しているのは、良い兆しと言える。
パネルには天気やニュースの他、リアルタイムの交通状況と終日更新されるアラートが表示される。
また、スマートフォン対応の車のダッシュボードや、自律走行車のユーザーを念頭に置いてのことだろう、交通アラート、道路カメラ、移動時間、近くの都市などの交通関連情報を、より大きな地図とともに「Traffic」カードに表示可能で、PCビューも提供する。
同社はこの機能で提供する天気予報の強化にも取り組んでいる。タスクバーで現在の気象状況を確認でき、1日を通して更新される。ユーザーのPCにWi-Fi、セルラー、GPS機能が搭載されている場合、現在地の正確な天気図と気温が表示される。天気予報の場所は「Edit location」(現在地を編集)をクリックして変更できる。
また「Weather」カードをクリックすると、詳細な天気予報がフルページに表示され、気温、風、湿度、雨の予報を10日先まで確認できる。
同社は人工知能(AI)を活用し、場所に特化した正確な天気予報を提供できるはずだと述べている。
「当社の天気予報はレーダー画像を活用し、ニューラル気象モデルの深層学習によって処理されたソーシャルデータ、空間データ、時間データで補完されている。これらの天気予報は、特定地域の小さな地形的変動も反映しているため、住んでいる郡ではなく、通りの予報を分単位で得ることができる」(Microsoft)
この機能は現在、Devチャネルの一部のWindows Insidersに、米国、カナダ、英国、オーストラリア、インドで提供されている。機能を利用するには「Chromium」ベースの「Edge」ブラウザーが必要だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。