世界中の組織が、ここ数カ月の間でリモートワーク方針を採用するようになってきている。その間に多くの組織は、従来の対面式の会議をビデオ会議で置き換えるようになってきた。多くの人は、従来の仕事場の代わりに、よりプロフェッショナルな背景を作り出すため、ビデオ会議で仮想の背景を使用している。
言うまでもなく、すべての背景がプロ意識について同じレベルの印象を与えるわけではない。さまざまな標準的な仮想背景が、人々の知性やプロ意識などの印象に与える影響を把握するため、新たな調査が計画された。
Signs.comの社長であるNelson James氏はメールの中で、「2020年は我々のプロとしての仕事やコミュニケーションの仕方を変えた。今回の調査結果によって、ビデオ会議での背景のような単純なものを通して、我々がどのように実際には認識されているのかについての重要性が改めて明らかになった。我々のデータは、これらの新たな変化にも迷うことなく適応していく上で、心に留めておくべき仮想の仕事空間でのエチケットの進化形を示すものである」としている。
Signs.comは、ビデオ会議の背景が与える影響をより良く把握するために、1500人以上の回答者を対象に調査を実施した。調査では、一連の画像を使ったA/Bテストをすることで、特定の背景が仮想会議参加者の親近感、信頼性、知性、プロ意識に対する判断にどのような影響を及ぼすのかを具体的に評価した。