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日本株展望

日経平均どこまで上がる?--バイデノミクスと株式市場の蜜月は続く?

ZDNet Japan Staff

2021-01-18 11:40

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 景気回復期待を背景に、日経平均は年内に3万円まで上昇すると予想
  2. 今週注目の指標・イベント
  3. 日本株の投資方針

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

景気回復期待を背景に、日経平均は年内に3万円まで上昇すると予想

 1月第2週(1月12~15日)の日経平均は1週間で380円上昇して、2万8519円となった。12月最終週(12月28~30日)から3週連続の上昇だ。上昇ピッチがやや速過ぎるので短期的にスピード調整する可能性はあるが、「世界景気の回復期待を背景にした日経平均上昇」の流れは変わりそうにない。

 今の株高を、「不況下の株高・経済実態とどんどん乖離(かいり)」と評する人がいるが、筆者はそうは考えていない。景気回復を織り込む、ごく普通の株高と考えている。

景気循環と日経平均の動き:2007年1月~2021年1月(15日まで)

出所:景気後退期の判断は内閣府、ただし、2018年10月に始まった最後の景気後退期の終了時期(2020年6月)は楽天証券の判断。内閣府はまだ終了時期を認定していない。また、2つの景気停滞期(2014年4~6月、2015年10月~2016年3月)は楽天証券の判断
出所:景気後退期の判断は内閣府、ただし、2018年10月に始まった最後の景気後退期の終了時期(2020年6月)は楽天証券の判断。内閣府はまだ終了時期を認定していない。また、2つの景気停滞期(2014年4~6月、2015年10月~2016年3月)は楽天証券の判断

 ご覧いただくと分かる通り、日経平均は景気循環を少し先取りして動いている。景気後退期に入るより半年~1年早く、株はピークアウトして下げ始めることが多いと言える。景気回復が続いているうちに株が下げ始める「好況期の株安」が起こる。

 一方、景気後退期の終盤には「不況期の株高」が起こることがある。景気対策として中央銀行が大規模な金融緩和を実施すると、景気回復を先取りする「不況下の株高」が起こりやすくなる。

 このように、「好況下の株安」「不況下の株高」は、過去しばしば普通に起こってきたことだ。今の株高は、2021年後半の世界景気回復期待を反映したものと考えられる。筆者は、日本および世界の景気は2020年7月から回復期に入り、2021年いっぱい回復が続くと考えている。その前提で考えるならば、今の世界株高は、「景気回復を織り込む普通の株高」だ。

 以下、グラフ内にある3つの景気後退期と、2つの景気停滞期を解説する。

(1)2008年2月~2009年3月:リーマンショック

 日経平均は景気後退期に入る約1年前にピークアウトして下げ始めていた。景気後退が終わるとほぼ同時に日経平均は急反発を始めている。

(2)2012年3月~11月:民主党政権下での不況

 民主党政権下で円高が進み、景気後退期に入った。2012年12月に安倍元首相によるアベノミクスが始まってから景気は回復に向かい、日経平均は急反発した。

(3)2014年4~6月:消費増税による景気停滞

 日経平均は景気停滞期に入る前の2013年12月に高値をつけ、下げ始めていた。景気停滞は3カ月と短く、停滞期に入ると、もう次の景気回復を織り込む日経平均の上昇が始まった。

(4)2015年10月~2016年3月:チャイナショック、資源安ショックによる世界経済の停滞

 この時、中国・米国はじめ世界中の景気が「景気後退すれすれ」まで悪化したが、景気後退期の定義は満たさなかったので、景気停滞期としている。日経平均は、景気停滞期に入る3カ月くらい前から下げ始めた。底打ち・反発は、景気回復期に入った後となった。

(5)2018年10月~2020年6月:貿易戦争・コロナショック不況

 米中貿易戦争の影響で、世界的に製造業の景況が悪化し、2018年10月から日本は景気後退期に入った。日経平均はそれとほぼ同時に下落を始めた。2019年末に一時景気回復期待が高まり、日経平均は上昇したが、2020年に入りコロナショックで再び暴落した。

(6)2020年7月~2021年1月:景気回復?

 2020年7月から、世界景気は回復期に入っていると考えている。景気回復を織り込む株高が続いている。

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