ロジクールは1月20日、カメラやスピーカー、マイクを一体化し、単独利用可能な法人向けオンライン会議システム「Rally Bar」「Rally Mini」を発表した。Rally Barは同日から提供を開始し、製品単独の税別参考価格は39万5500円。
「Zoom」をバンドルした「『Rally Bar』アプライアンス バンドル Zoom版」の税別参考価格は52万6000円、「『Rally Bar』PCバンドル Zoom版」の税別参考価格は67万8000円、「Microsoft Teams」をバンドルした「『Rally Bar』PCバンドル Teams版」の税別参考価格は68万8000円。
奥に並んだ2基がグラファイトカラーとホワイトカラーのRally Bar。手前にあるリモコンで、スピーカーのボリュームやカメラのパンやチルト、ズームといった操作を行う
テレビに接続して利用できる。Rally BarとRally Miniは、オンライン会議向け機器のセットアップや管理、使用が簡素化されていると説明。Rally Barは中規模会議向け、Rally Miniは小規模会議向け。アプライアンスとPCバンドルの2タイプがある。アプライアンスはPCなしでオンライン会議を開ける。PCバンドルは外付けのミニPCが必要になる。USBモードも用意されており、企業内で稼働している既存のPCとUSBで接続できる。
また、タッチコントローラーの「ロジクールTAP CAT5E版」の税別参考価格は12万円、データと電力を伝送するカテゴリーケーブルの「CAT5Eキット(ロジクールTAP用)」の税別参考価格は3万5455円。「『Rally Bar』アプライアンス バンドル Teams版」とRally Bar Mini(いずれも価格未定)は2021年春の提供を予定している。
9割以上がオンライン会議システムを未導入
Logitech International エグゼクティブディレクター グローバルビデオコラボレーション法人事業 アジアヨーロッパ地域統括 Peter Baxter氏
スイス本社Logitech International エグゼクティブディレクターでグローバルビデオコラボレーション法人事業 アジアヨーロッパ地域統括であるPeter Baxter氏はコロナ禍について、以下のように述べ、オンラインコラボレーションやオンライン会議が当たり前の働き方に変化する、コロナ禍後の新しい戦略が必要だと強調した。
「仕事上も大きく様変わりし、オフィスは閉鎖され、コミュニケーションや顧客とのコラボレーションは制約を受けている。だが、レジリエンス(回復力)が発揮されるようになり、トンネルの先に光が見えてきた」