primeNumberは、データ活用を伴走型で支援するサービスを開始した。データの基盤整備から、データの可視化、分析によるビジネス活用、周辺領域のアプリケーション開発までをサポートするとしている。
デジタル変革(DX)を成功に導くためにはデータ活用が重要であり、データをビジネスに生かすには環境の整備が必要になる。primeNumberは、初めに必要になるのは「データの基盤整備」といい、それに求められるスキルは「データエンジニアリング」であるという。
ただ、データエンジニアリングを担う人材は慢性的に不足している状況にある。経済産業省の試算によると、人工知能(AI)やビッグデータなどを扱える「先端IT人材」は2030年に約55万人不足する恐れがあるという。
primeNumberは、データ統合を支援するSaaS「trocco」やビッグデータを処理するPaaS「systemN」などの製品を有しており、データエンジニアリングの高度な専門性を社内に蓄積してきた。今回は、それらの専門性やプロジェクト実績をソリューションサービスに生かす形になる。
具体的には、下記のような課題を持つ企業を支援する。
- 自社データ環境のクラウド化・DX推進が急務だが、要件整理の段階から支援できるパートナーがいない
- レガシーDWH(データウェアハウス)環境のリプレースによってデータ基盤を刷新したい
- ExcelやAccessなどローカルでのデータ分析業務に限界を感じ、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールやDWHの導入を検討している
- マーケティング関連のデータ統合、分析効率化、施策実行(広告・メールなど)を仕組み化したい

新サービスのサポート領域(出典:primeNubmer)