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日本株展望

高配当利回り株の選び方・買い方

ZDNet Japan Staff

2021-02-02 11:13

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 株式投資で利回りを稼ぐ
  2. 減配になりにくい高配当利回り株を選ぶための4条件

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

株式投資で利回りを稼ぐ

 株式投資というと「値上がり益狙い」と思い込んでいる人が多いが、少し発想を転換していただきたいと思う。今の日本株には、値上がりはあまり期待できないが安定的に高い配当利回りが期待できる銘柄が増えているからだ。

東証一部の平均配当利回りと長期金利(10年国債利回り)推移:1993年5月~2021年2月(1日)

注:楽天証券経済研究所が作成
注:楽天証券経済研究所が作成

 昔の日本株は確かに配当ではなく、値上がりを狙って買うものだった。1993年ころ、東証一部の平均配当利回りは1%もなかった。当時、長期金利(新発10年国債利回り)が5%近くあったことを考えると、株の利回りは低過ぎて話にならなかった。

 ところがその後、長期金利が下がり続ける中で日本株の利回りは上昇し続けた。(1)株価が下落したことと、(2)日本企業が株主への利益配分を増やすようになったことが利回り上昇の要因だ。

 ところで、皆さまは1993年ころ日本の長期金利が5%もあったことを覚えているだろうか。そこで10年新発国債を買えば、10年間で税引き前50%の確定利回りが得られた。素晴らしいリターンだ。それでも当時、5%の利回りに魅力を感じた投資家はあまりいなかった。なぜだろう?

 今では信じられないことかもしれないが、当時はまだインフレ期待が高く、5%程度の利回りでは十分にインフレをカバーすることができないと考えられていた。インフレに弱い債券投資より、インフレに強い不動産投資や株投資に魅力を感じる人が多かったのだ。後から振り返ると、そこは日本がデフレ社会に突入する入り口だった。値上がり益を狙って動くものを追いかけるより、じっくり長期国債で利回りをねらった投資をすべきだった。

 それではこれからの10年はどうだろう。長期国債の利回りがあまりにも低くなってしまったため、国債の投資魅力はなくなった。

 そこで注目されるのが、日本株の予想配当利回りの高さだ。配当利回りから日本株を見直していい時代に入ってきた。東証一部の平均配当利回りは約2%だが、個別銘柄で見ると日本を代表する大型株で配当利回り4%を超える銘柄が多数ある。大型高配当利回り株から投資していったら良いと思う。

 利回りの高いものに投資というと、まず外貨建て債券への投資を思い浮かべる人が多いと思う。海外の金利は日本よりも高く魅力的だ。ただ、円高になると投資元本が目減りするので注意が必要だ。為替リスクを負わずに投資できる日本株の高配当利回りものの魅力はより高いと思う。

 ただし1つ注意が必要だ。株の配当利回りは確定利回りではない。業績が悪化して減配になれば利回りが低下する。株価が大きく下がる可能性もある。銘柄選択に当たっては、単に予想配当利回りが高い銘柄を選ぶのではなく、長期的に保有して減配になりにくい銘柄を選ぶことが大切だ。

 全ての上場銘柄から予想配当利回りが高い銘柄を抽出すると、上位には予想配当利回り7%以上の銘柄もある。一見魅力的だが、ここは注意が必要だ。予想配当利回りが高すぎる銘柄には減配リスクの高いものが多いからだ。減配リスクが低い高配当の有望銘柄は予想配当利回りで4~6%の辺りに多数あると思う。

 それでは、減配リスクの低い銘柄を選ぶための4条件を具体的に見てみよう。

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