ITサービス会社のエクサは、日本オラクルが提供する人材管理SaaS「Oracle Fusion Cloud HCM」を採用した。
エクサでは、以前からタレントマネジメントを行っていたが、人事・組織情報が格納された人事システムとは別に、スキル、コンピテンシー、業務履歴、目標管理に表計算ソフトや個別システムを利用し、データが分散していた。そのため、組織単位での人材育成状況の把握が難しく、最適な人材配置や育成、後任計画のためのデータ収集・分析業務の負荷増大などの課題があった。
Oracle Cloud HCMを導入することにより、人事、給与、就業状況、スキル、キャリアに関する情報をリアルタイムかつ統合的に可視化・分析し、人材配置や人員計画を最適化した。分散していたデータを一元管理することで、目標や従業員のキャリア志向も可視化でき、自律的なキャリア開発を支援するための1対1のキャリアインタビューを通じて研修などの機会提供や育成を重視したコミュニケーションが可能になった。
また今回の導入で、リアルタイムに人材データを把握できる人事ダッシュボードを活用できるようになり、経営層のデータドリブンなタレントマネジメント運営を支援できる。
同社では、人事部門が主導し、リモート環境下の上司と部下のコミュニケーションや社員同士のつながりを支援する社員エンゲージメント強化に向けてもOracle Cloud HCMを活用していくという。