「Windows 10バージョン2004」、すべてのユーザーが利用可能に

Liam Tung (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-02-08 11:00

 Microsoftは米国時間2月3日、半年以上前にリリースした「Windows 10バージョン2004」の段階的提供を次の段階に進め、「広範に展開できる段階に達した」ことを明らかにした。これにより、すべてのユーザーがバージョン2004を利用できるようになった。

 「Windows 10バージョン2004が広範に展開できる段階に達した。推奨されるサービスオプションは半期チャネルだ」(同社)

 広範な展開への移行により、法人顧客はこのバージョンのWindows 10の展開を加速できるようになる。

 Microsoftは「Windows 10バージョン1909」についても、ステータスを「『Windows Update』経由ですべてのユーザーに広く展開できる段階」に更新した。このバージョンも、推奨されるサービスオプションは半期チャネルだ。

 一方、Windows 10 1909のコンシューマー向けエディションのサポートが2021年5月11日に終了することが通知された。つまり、該当するエディションのユーザーはWindows 10 2004か「Windows 10 20H2」に移行する必要がある。バージョン1909は2019年11月にリリースされた。Microsoftは2020年11月になって、Windows 10 1903搭載PCのバージョン1909への強制アップデートをようやく開始していた。

 Microsoftはリリース情報のページで、「2021年5月11日をもって、Windows 10バージョン1909の『Home』『Pro』『Pro Education』『Pro for Workstations』エディション、『Windows Serverバージョン1909』のすべてのエディションのサービスが終了する」としている。Windows 10 1909の『Education』および『Enterprise』エディションは、2022年5月11日にサービスが終了するという。

 Microsoftが例年通り「春」のWindows 10機能アップデート(21H1)をリリースするかどうかは、依然として不明だ。ただし、「秋」にリリース予定の「Windows 10 21H2」アップデートで、UIの大規模な刷新が計画されている兆候がある。

 Windows 10 20H2のステータスに変更はなく、これまで通り「seeker」(Windows Updateに積極的にアクセスし、更新プログラムを確認してすぐにダウンロードするようなユーザー)向けに提供されている。Microsoftは、互換性の問題がないことを確認した後、提供対象のマシンを徐々に拡大している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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