新型コロナウイルス感染症の大流行から1年が経ったが、Salesforceは従業員のリモートワークを恒久化する計画を明らかにした。従業員の新たなニーズに応えるために、象徴的な存在である本社のオフィスタワーについても使い方を刷新する予定だという。
オフィスを再開しても安全な状況になっても、世界のSalesforceの従業員は、その大半が1週間に1日から3日しか通勤しない。オフィスの近くに住んでいない従業員や、オフィスを必要としない職務の従業員はフルタイムで遠隔勤務を行う。
この新しいプランは従業員の声を反映したものだ。従業員に調査を行ったところ、半数近くが1カ月に数回しか出社したくないと考えていることが明らかになったという。その一方で、従業員の8割は物理的なオフィスとの結び付きを維持したいと考えていることも分かった。
Salesforceは世界中にオフィスタワーを所有しており、サンフランシスコにある高さ1070フィート(326メートル)の本社ビルは、米国のミシシッピ川以西で最も高いオフィスビルとして知られている。本社ビルは2018年にオープンした。
同社は、新しい柔軟な働き方に対応するため、オフィスをコラボレーションや小会議のためのスペースを備えた「コミュニティーハブ」として再設計する。また、自宅での健康状態の確認や出社時の体温確認、マスクの着用、定期的な消毒、対人接触の追跡など、オフィス運用の新たなルールを導入するという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。