VMwareとAccentureがパートナーシップを拡大し、専用の事業グループを立ち上げると発表した。
この事業グループは、ハイブリッドクラウドとクラウド移行、クラウドネイティブとアプリケーションのモダナイゼーション、主要な業界のセキュリティに関する専門知識を持つエキスパートで構成される。VMwareの製品やサービスに熟練したAccentureのクラウド専門家約2000人がグループを支える。
この事業部門は、共同の市場獲得戦略やセールス活動、AccentureのVMwareテクノロジーの熟練者へのさらなるトレーニング、VMwareのテクノロジーを基盤とする新しいサービスの開発などに投資する。また、通信会社による5Gとエッジコンピューティングサービスの展開を加速するプラットフォームなどの業界別ソリューションを開発する。さらに両社は、コンピューティングワークロードを迅速にセキュアに移行させるために、専用の「VMware Cloud Migration Factory」を立ち上げる。
Accentureによると、両社は20年以上にわたり協業してきた。このAccenture VMware事業グループは、両社の複数年におよぶ数百万ドルの規模の新たな投資となる。
この新しい事業グループは、Accentureが2020年に立ち上げたAccenture Cloud Firstの一部となる。Accentureは、顧客のクラウド移行と業務のデジタル化を支援するため、Cloud Firstに3年間で30億ドル(約3100億円)を投資する計画だ。Accentureは、SaaS、プラットフォームサービス、そして顧客をクラウドインフラストラクチャーやアプリケーションに移行させることで、クラウドの売り上げをより迅速に拡大させることができると考えている。
Accentureの最高経営責任者(CEO)Julie Sweet氏は、「クラウドは変化に完全に対応できる唯一無比の強力なツールだ」とコメントしている。「これからの数年、組織はクラウドとエッジへの移行を加速させるようになる。Accenture VMware事業グループは、それらの組織に必要なスピードと規模、セキュリティの提供を支援し、彼らのビジネスを根本的に改革して、さらなる価値を生み出す」(Sweet氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。