インテル、ゲルシンガー氏がCEOに正式に就任--「イノベーションの源泉に」

Tiernan Ray (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-02-17 12:20

 Pat Gelsinger氏が米国時間2月15日、Bob Swan氏の後任としてIntelの最高経営責任者(CEO)に就任した。Gelsinger氏は16日朝、Intelの従業員にメモを送り、業界の「イノベーションの源泉」になるよう促した。

 同氏は、「われわれは比類のないIP、エンジニアリングの人材、新しい次世代コンピューティングアーキテクチャーの研究を通して、業界の継続的なイノベーションの源泉となる」とした。

 Gelsinger氏はさらに3つの目標を掲げた。競争の激しい市場におけるすべてのカテゴリーでリーダーになること、「完璧に遂行する」ことを挙げたほか、共同創業者で元CEOの故Andy Grove氏に言及し、「直接的で透明性のあるデータ主導の決定と説明責任を実現するGrove式の規律」を一部取り戻す必要があるとしている。

Pat Gelsinger氏
Pat Gelsinger氏

 Gelsinger氏はメモの中で、Intelで長年働いた経験にあらためて言及し、CEO就任について、「私の理想の仕事」に就くことを楽しみにしているとコメントした。同氏はVMwareのCEOに就任する前、Intelに約30年間勤務していた。

 Intelは1月13日、Gelsinger氏がSwan氏の後任としてCEOに就任することを発表した。Gelsinger氏は2月15日、正式に就任した。アクティビストファンドのThird PointはIntelに対し、大規模に改革するよう求めていた。最先端プロセッサーの製造が遅れ、競合するAMDにPCやサーバー向けマイクロプロセッサー市場のシェアを奪われるなど、製造の問題を抱えていたためだ。

 Gelsinger氏は1月21日、第4四半期決算の電話会議に登場し、いくつかの質問に答え、同社の今後の方向性について大まかに説明した。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]