Microsoftは米国時間2月17日より、「Windows 10」の次期機能アップデート「21H1」のリリースを「Beta」チャネルで「Windows Insider Program」のテスターを対象に開始すると発表した。21H1について、公式ブログで新機能の一部のリストとリリース計画を明らかにしている。
提供:Microsoft
新しいテストビルドを希望するBetaチャネルのテスターは、「Windows Update」の「seeker」エクスペリエンスとして、「バージョン19043.844」を入手できる。修正やアップデートのリストはWindows Insiderのブログで参照できる。
21H1は軽微なアップデートとなり、「イネーブルメントパッケージ」によって提供されるようだ。このアップデートの新機能には、以下のようなものがある。
- 「Windows Hello」のマルチカメラ対応
- ドキュメントを開く時など、「Windows Defender Application Guard」のパフォーマンスを向上
- リモートワークを想定し、「Windows Management Instrumentation(WMI)Group Policy Service(GPSVC)」のアップデートパフォーマンスを改善
Windows 10 21H1は、2021年前半に一般ユーザー向けにリリースされる見通しで、サポート期間は18カ月となる。
21H1がリリースされれば、「Windows 10 2004」(20H2)の利用者は、月例アップデートのように短時間でこれをインストールできるという。それより古いバージョンのWindows 10を使用している場合は、従来の機能アップデートと同様のプロセスとなる。
Microsoftは、Windows 10 21H1のリリースや入手方法について、リリース日が近づいたらさらなる情報を明らかにするとしている。
さらに、Betaチャネルでテストを開始したユーザーには、Windows Updateを通じて定期的にアップデートを提供するとして、公式ブログで次のように説明している。
「InsiderがPCを21H1にアップデートしたら、(月例アップデートのプロセスように)当社のサービス技術を利用し、Windows Updateを通じて21H1の新しいアップデートを自動的に受け取り続ける。21H1を直ちにインストールする選択をしないInsiderは、数週間のうちにすべてのBetaチャネルが21H1に移行するまで、20H2のアップデートを受け取り続ける」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。