「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー(千代田区、従業員数6993人)は、プロジェクト管理ツール「monday.com」を採用。業務量のばらつきや属人性を改善し、業務貢献度を可視化したという。2月26日、monday.comを国内で販売するギャプライズ(新宿区)が発表した。
掲載する広告の効果分析、データを活用したクライアントへの提案などを業務とするデータインテリジェンス部は、業種ごとに分類する営業部門ごとに担当アナリストを配置。
業種ごとに閑散期や繁忙期のタイミング、サイクルなどが異なり、開発した分析手法や提案ロジックは大まかなナレッジしか共有できなかったという。属人的な判断に基づくことが多く、担当が異なる場合は時間がかかっていたとしている。
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全てのクライアントに対応できるよう、少しのカスタマイズで分析できる手法、提案ロジックの構築を模索。組織体制を変更し、全業種を俯瞰できるよう、業種ごとの担当をなくしたという。業務の管理とアナリストのリソースの可視化、適切な貢献度評価ができる管理ツールが必要になったとしている。
28項目を検討
入力欄のカスタマイズやコメントの入力機能、メール通知といった計28項目すべてを実現できるツールを比較検討。
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多くの人数が活用するため、マニュアル不要で誰もが使えるようなわかりやすいユーザーインターフェース(UI)を評価したという。
特定の操作でメールを通知するといったカスタマイズが社内で完結できる点や、シングルサインオン(SSO)でログインでき、データも管理できるといったセキュリティ面も考慮したとしている。