TeamsとMicrosoft Formsを連携させ、オンライン会議参加者へのアンケートを実施する機能も追加している。あらかじめFormsで投票フォームを作成すると、会議中や会議前後にタブから投票フォームを表示させることが可能。Formsは集計結果をExcelワークシートファイルやウェブ経由で確認できるが、同機能では結果をリアルタイムで確認することもできる。
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その他の変更点としては、テーマとアイコンの更新やiPadでのライブイベントプレゼンター対応、会議中のリアクション、カレンダーの共有、英語環境ではTeams RoomsでCortana音声アシスタントをサポートした。
また、デスクトップクライアントの左上に矢印アイコンを付与し、直近のアクセス先(チャットやアプリケーションなど)へジャンプできる履歴メニューも加わっている。管理者向けにはダイアルイン参加時に電話番号を隠す設定を用意した。集合(Together)モードも充実させた。
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macOS版を含むその他の更新
バージョン16.46(ビルド 21021202)に更新したmacOS版だが、リリースノートによれば、WordやExcel、PowerPointに利用者がドキュメントやメールの秘密度ラベルを適用や変更、もしくは削除すると、情報はMicrosoft 365監査ログ管理者に提供する機能を追加した。
また、政府機関向けエディションとなるOffice 365 GovernmentのWord、Excel、PowerPoint、Outlookに機密ラベルの適用機能を加えている。PowerPointはアニメーションGIFや透過GIFをサポートし、WordとPowerPointは秘密度ラベルの推奨もしくは自動適用を行う機能を更新した。
本稿執筆時点ではiOS版、Android版は更新されておらず、ウェブ版の更新情報をまとめたページも未更新。ただし、ウェブ版Wordは現在ウェブページファイル(HTML+画像ファイルなど)に変換する機能に加え、PowerPointプレゼンテーションファイルへ変換する機能を実装する予定だ。