熊本日日新聞社(熊本市中央区、従業員数458人)は、ウェブベースの拡張現実(AR)制作ソフト「LESSAR(レッサー)」を活用してコンテンツを制作。
「新阿蘇大橋」の開通を祝福する映像、メッセージなどを自動再生できるコンテンツを配信したという。3月9日、スターティアホールディングス(新宿区)が発表した。
2016年4月の熊本地震による阿蘇大橋崩落に伴って架け替えた新阿蘇大橋の開通を記念し、3月7日の朝刊をラッピングしてコンテンツを展開。
スマートフォンで指定のQRコードを読み取ってスマートフォンの画面に紙面全体を入れてかざすと、紙面上に「くまモン」が登場。新阿蘇大橋の開通を祝福する映像やメッセージをAR動画で自動再生すると説明している。
ラッピングした紙面(出典:スターティアホールディングス)
熊本日日新聞社は、オンラインとオフラインをつなぐためのイベント、朝刊とARをセットにするキャンペーンなど、ニューノーマル(新常態)に対応する施策を模索し、LESSARなどを含むSaaS群「Cloud CIRCUS(クラウドサーカス)」を導入。今回が初めての施策になるという。
Cloud CIRCUSは、スターティアグループのスターティアラボ(新宿区)が提供する、デジタルマーケティング向けの8つのSaaSを活用できるクラウドサービスの総称。
顧客を増やす5つの課題領域「情報発信」「集客」「顧客体験価値向上」「見込み顧客育成と顧客化」「解約防止、リピート増」を実現すると説明している。
各SaaSの概要
- COCOAR(ココアル):アプリ用AR制作ソフト
- LESSAR:ウェブ、ブラウザ用AR制作ソフト
- BowNow(バウナウ):マーケティングオートメーションツール
- ActiBook(アクティブック):電子ブック作成ソフト
- Blue Monkey(ブルーモンキー):ウェブサイト運用ツール
- AppGoose(アップグース):中小店舗向けアプリ制作、運用ソフト
- Plusdb(プラスディービー):データベース制作、運用ソフト
- creca(クリカ):スマホ用ランディングページ制作ソフト
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それぞれの単体プランのほか、Blue Monkey、BowNow、Plusdbを活用できる、税別月額料金5万5000円、初期費用11万円からの「Cloud CIRCUS for WEB」、COCOAR、LESSAR、ActiBook、AppGoose、crecaを活用できる、月額料金16万5000円、初期費用3万3000円からの「Cloud CIRCUS for Creative」を用意している。