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デジタル化の波を実感させる--コンカーが提言する業務のデジタル化の進め方 - (page 2)

阿久津良和

2021-03-12 06:30

 前述のようにコンカーは“アナログtoアナログ”の業務工程を、ペーパーレスや入力不要な“デジタルtoデジタル”化する世界を標榜(ひょうぼう)している。

 橋本氏は「電子帳簿保存法改正に伴い、今まで現金で立て替えていた経費はクレジットカードや2次元コード決済で支払い、(同社のサービスを連携させることで)自動的に取り込めば、領収書添付やのり付けといった業務がなくなり、デジタルtoデジタルのオペレーションが実現できる」と主張した。

 同社の経費精算管理クラウドサービス「Concur Expense」に対応するスキャナーの保存機能を利用している企業は、2021年1月1日時点で233社におよび、試用運用中の企業は187社におよび(内訳はサービス/広告業106社、製造業67社、金融業6社、小売業4社、建設業2社、公共2団体)、合計すると420社に達する。

 横浜ゴムはConcur Expenseのほか、申請と承認を簡素化する「Concur Request」、経費分析レポート機能を提供する「Concur Business Intelligence」の組み合わせで、年間1500時間の工数削減と企業ガバナンスの強化に成功しているという。

 JALインフォテックも同様のものに加えて、申請の目視作業をコンカーが代行する「Auditサービス」を併用し、最短1分の承認を可能にした。合わせて申請者工数900時間、承認者工数1500時間、経理担当者500時間の削減にも成功しているという(いずれも月単位)。

 今回コンカーが提示したデータで興味深いのが、自社サイトへのアクセス数推移だ。中国のマスク不足をマスメディアが報じ始めた2019年12月下旬を起点にアクセス数が上昇し、クルーズ船の報道が始まった2020年2月上旬から、検索キーワードの「請求書」が「経費精算」を上回るようになった。

 インターネットリサーチが2020年12月22日~2021年1月18日に日本CFO協会会員を主体とした日本企業の財務幹部455人を対象にした調査によれば、80%が請求書の受け取り業務を煩雑だと感じており(n=306)、入力業務に煩わしさを覚える割合は83%(n=309)、承認業務が負担だと考えている割合は82%(n=317)。

 その理由として上位3位を抜き出すと、「目視チェックに工数がかかる」「紙により業務が煩雑」「入力に工数がかかる」といった課題が並んだ。コンカーは経費購買から請求書支払いまでの過程を全自動化する「Concur Invoice」を提供しているが、Sansanの「Bill One」と連携することで「デジタルtoデジタルのオペレーションを提案できる」(橋本氏)と主張する。

「Concur Invoice」が担える間接費に関わる業務範囲と利点 Concur Invoiceが担える間接費に関わる業務範囲と利点
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