日本IBMは、森トラストが自動化ソリューション「IBM Blueworks Live」(Blueworks Live)と「IBM Business Automation Workflow on Cloud」(BAW on Cloud)を導入したと発表した。
これにより、ERP(基幹業務システム)パッケージやSaaS(Software as a Service)などを連携し、業務全体を一括して管理する。さらに、AI(人工知能)など最新のテクノロジーを組み合わせた自動化でイノベーションを実現する。森トラストは2020年12月から、Blueworks LiveとBAW on Cloudを活用して業務プロセスを改革している。
これら2つはIBM Cloudで提供されるSaaSで、業務プロセスの自動化で生産性の向上を促進する。森トラストへのサービス提供は、協和エクシオが担当した。
今回の業務プロセス改善では、稟議(りんぎ)決裁や業務報告、一般購買支払いなどの業務をデジタル化するとともに、Blueworks Liveを活用して業務プロセスを整理/分析し、プロセスを可視化する。Blueworks Liveで整理された業務プロセスをBAW on Cloudで実装/実行/管理し、SAPのアプリケーションといった既存の基幹システムとAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)連携する。
これにより作業時間が削減されるほか、ユーザーがリモート環境からでも申請や承認などが可能になり、コロナ禍でも業務の生産性を維持することが可能になるとしている。