重視する経営課題の上位3項目は「業務プロセスの効率化」「従業員の働き方改革」「情報セキュリティの強化」。過去2回の調査と同一の結果だが、その割合は減少傾向を示している。一方、「営業力の強化」(24.0%)、「企業間(グループ、業界、取引先間)の情報連携」(18.6%)が過去2回の調査結果を上回り、コロナ禍での環境変化への対応が重視されていると表現している。

図3:重視する経営課題の推移(上位11項目、出典:JIPDEC/ITR「企業IT利活用動向調査2021」)
企業による働き方改革の取り組みを確認したところ、今回の調査では「テレワーク制度の整備」(45.6%)、「在宅勤務制度の整備」(41.3%)、「働き方改革に伴うITシステムの導入」(40.3%)が拡大している。

図4:働き方改革に関する取り組み状況の変化(出典:JIPDEC/ITR「企業IT利活用動向調査2021」)