Salesforceの入力と出力の環境を改善--営業部門の成果や動きを分かりやすく表示

藤代格 (編集部)

2021-03-24 07:00

 コンサルティングやシステム開発を事業とするコアコンセプト・テクノロジー(豊島区、従業員数203人)は、表計算ソフト同様のインターフェースでSalesforceデータの入力、編集などができる「VyNDEX(ヴァインデックス)」と、データを集約してPCやタブレット、スマートフォンで集計、分析、可視化できるダッシュボードツール「MotionBoard Cloud for Salesforce」を採用。

 Salesforceとともに導入し、営業活動や案件を可視化、効率化しているという。3月23日、提供するウイングアーク1st(港区)が発表した。

 同社は、それぞれのスキルやノウハウを駆使しながら、各営業担当が表計算ソフトで案件を管理。組織全体での営業関連データの管理、統一はしていなかったという。

 事業の成熟化に伴い、データを統一、可視化して分析や意思決定に活用できる環境作りと、営業業務自体の効率化を目指したとしている。

 Salesforceに入力するインターフェースツールとしてVyNDEXを活用し、表計算ソフトと同様のインターフェースでデータを入力しながら新しいダッシュボードを活用可能。

 商談中にExcelにオフラインで状況で入力し、終業前にまとめてVyNDEX経由でアップデートなどができるとしている。

 MotionBoardでは、営業部門の評価指標(Key Performance Indicator:KPI)とする「提案数」「商談数」「決定数」の当月内の状況を担当者別にリアルタイムで可視化する「提案活動ボード」と、 目標達成指標(Key Goal Indicator:KGI)とする「売り上げ」「仕入れ」「粗利(限界利益)」の3つの数字を担当者別に把握できる「計数表ボード」という、2種類のダッシュボードを構築。

 周囲の意見を反映しながらDIY感覚でブラッシュアップを繰り返し、3カ月で構築したという。

 営業活動を可視化し、成績の高い従業員の行動に対する気づきを共有可能。データに基づく効率的な提案活動ができるとしている。

「計数表」ボードのイメージ(出典:ウイングアーク1st) 「計数表」ボードのイメージ(出典:ウイングアーク1st)
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