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インテルのゲルシンガーCEO、チップ生産がアジアに偏重していると指摘

Eileen Yu (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-03-26 12:23

 Intelは、世界の半導体供給が現在はアジアに偏り過ぎており、その是正を図りたいとの考えを明らかにした。同社は、デジタル変革を支える半導体のニーズが高まるなか、「よりバランスのとれたサプライチェーン」が必要だとしている。

 最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は、全供給量の80%がアジアに集中していると指摘した上で、それは「この最も重要な技術」にとって「好ましいシナリオではない」と述べた。

 Gelsinger氏はBBCとのインタビューで、「全てのスマートフォン、遠隔医療、リモートワーク、遠隔教育、自律走行車など、人類のあらゆる側面でデジタル化が進んでいる。そしてデジタル化は、半導体なくして実現できない」とし、「これは将来、人間の存在のあらゆる側面で中心となっていくため、世界はそれを達成するために、よりバランスのとれたサプライチェーンが必要だ。当社はそのために行動を起こしたい」と語った。

 また同氏は、欧州委員会などの行政機関はサプライチェーンを欧州に置き、「能力のバランス」を確立する必要性について議論していると話した。これは防衛のためにサプライチェーンを確保し、IP(知的財産)の出処を特定する上でも重要だという。

 Gartnerによると、2020年の売上高ベースでみた場合、Intelは売上高702億4000万ドル、市場シェア15.6%を獲得し、世界トップの半導体ベンダーとしての地位を堅持している。韓国のサムスン電子(12.5%)とSK Hynix(5.6%)が、それに続く。

 Gartnerは、5Gスマートフォンの販売が堅調だったことが、米国のQualcommや台湾のMediaTekなどの半導体企業の2020年の高成長につながったとしている。

 Gelsinger氏はインタビューで、半導体製造は「生産能力の競争」だと説明した。同社は、デジタル化が進み、半導体ニーズが高まる世界で先を歩みつつ、その隙を埋めるには、自社のためにも他社のためにも、ファウンドリーを構築する必要があると述べた。また、Intelは同社の一部の製品でサムスンやTSMCを利用するとした。

 同氏はさらに、1000億ドル規模の市場は急速に成長しており、さらなる供給が必要だと指摘した。「現在(供給は)アジアに大きく偏っている。最近、混乱や課題から脱する中で明らかになったように、世界はよりバランスのとれた方法で米国および欧州を必要としている。商業的にも、そして政府と防衛のためにも、世界的サプライチェーンの要件として正しいことだ」(同氏)

 Gelsinger氏は1月、CEO就任が発表されて間もなく、2023年までに製品の大部分を自社で製造することを目指すと述べていた。また米国時間3月23日に行ったブリーフィングでは、200億ドル(約2兆2000億円)を投じて、米アリゾナ州に2つの新工場を建設し、国内で3000人の雇用を創出する計画を明らかにした

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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