コーポさっぽろは女性社員が多く、子育て中の方が多いことから子育てに関する意見を交換するチャンネルを用意している。たとえば給食費の申請や産休の申請方法など、小学校へ入学するまでの流れをまとめた情報を共有してきた。
IT活用能力が高くないというコープさっぽろの職員に対して中山氏は、「まずは『発言してみよう』から始めている。先程スタンプを活用する話もあったが、われわれも月に1回、作った絵文字を投票で表彰する『Slack絵文字大賞』を実施」することで格差を埋めてきたという。
「The future of work is connected(仕事の未来はつながっている)」というテーマについてソフトバンクの飯塚氏は、以下のように取り組みを披露した。
ソフトバンク コンシューマ事業統括 コンシューマ営業統括 営業戦略本部 AI/RPA推進室 飯塚和詩氏
「Slackを使っている企業とはゲストで参加していただき、社外コミュニケーションにもSlackを利用している。従来のメールでは一定の作法に沿ってメッセージを送る必要があったものの、(Slackなら)気軽にコミュニケーションが取れるので、回数も当然ながらコミュニケーションの品質が向上したという意見が多い」
ソフトバンクでは、社外コミュニケーション時の対策として、「Slackのステータス機能に『今は電話対応不可能』など具体的な状況を記述することで、相手に配慮してもらえるようになる」(飯塚氏)と小技ながらも効果的であると解説した。