アイリスオーヤマは、AJSのクラウド型人事評価システム「P-TH+」を導入した。3月末に導入を完了し、4月に運用を開始する。
アイリスオーヤマではP-TH+を導入することで、現行の評価フローとExcelを使った評価シートをそのままシステム化した。同サービスは従来の紙やExcelの評価シートと同じイメージで入力が可能なため、ユーザーへの特別な教育は必要ないという。
また評価の進行確認もシステム上で行え、評価一覧を自動で作成てきるため転記ミスの防止や評価業務の効率化につながる。さらにモバイル端末から簡易入力が可能で、システム上の蓄積データを使い、評価結果の分析もできる。加えて、全ての通信は暗号化されており、データベースは二重化・暗号化した上で毎日バックアップされている。また第三者機関によるセキュリティ検査を定期的に受けている。
導入前と導入後の比較
アイリスオーヤマは、システムの導入前は紙やウェブ、Excelといった複数存在する評価ツールや評価フローで人事評価を行っていたが、運用・管理が煩雑となっていた。そこで「評価者だけでなく被評価者も使いやすいこと」「運用がしやすいシンプルなシステムであること」「大幅な評価制度の変更にも対応できる柔軟なシステムであること」などを要件に製品評価を行い今回の導入に至った。
今回の導入により、複数の評価ツール使用による運用の煩雑さを解消し、評価者や人事部の負担を軽減することを進める。また別管理だった評価シートを一元化することで人事評価情報を管理・蓄積し、人材育成などに役立てていく。さらに柔軟な評価内容の変更対応により、より適切に目標設定をしていくことで社員とのエンゲージメントを強化していくとしている。