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日本株展望

1ドル110円台に、なぜ今、円安?--ドル/円を動かす3つの力

ZDNet Japan Staff

2021-04-01 09:39

今日のポイント

  1. 米長期金利の上昇でドル高(円安)進む
  2. ドル/円を動かす3大要素、一番重要なのは「日米金利差」
  3. ドル/円は2年金利で動くことが多かった
  4. 政治も為替を動かす重要な要因である
  5. ドル/円為替レートは長期的には購買力平価に沿って動いている
  6. 経験則では購買力平価より20%以上円安が進むと米国から円安批判が出る

 これら6点について、楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト 窪田真之氏の見解を紹介する。

米長期金利の上昇でドル高(円安)進む

 3月末にかけて、為替市場で急速にドル高(円安)が進み、1ドル110円台に乗せた。ドル長期金利(10年国債利回り)の上昇が予想以上に速かったことを反映して、為替市場でドル高が進んだ。日本の長期金利(10年国債利回り)が0%前後で大きく動かない間に、ドル長期金利は1.7%台まで上昇した。結果として、日米長期金利差が拡大、円からドルへ投資資金がシフトすることを織り込み、ドル高(円安)が進んだ。

ドル/円為替レートと日米長期(10年)金利差の月次推移:2018年1月~2021年3月

注:楽天証券経済研究所が作成
注:楽天証券経済研究所が作成

 上のチャートをご覧いただくと分かる通り、2019年に入ってから、米FRB(連邦準備制度理事会)の積極的な利下げ・金融緩和を受けて、米長期金利は急低下していた。2020年2月にコロナショックが起こると、さらに下がった。

 ただし、その後、米長期金利は上昇を始める。米景気がコロナショックから立ち直り、急速に立ち直るに従って、米長期金利の上昇にはずみがつき、ドル高(円安)も一段と進んだ。

 このように、ドル/円を動かす最も大きな力は日米金利差の変化である。ただし、ドル/円はそれだけで動いているわけではない。後述する、3つの力が相互に影響しあって動いていると考えられる。

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