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日本株展望

「自社株買い」で株価が上がるホントの理由をやさしく解説

ZDNet Japan Staff

2021-04-06 09:08

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 企業が自社株を買うのはなぜ?
  2. 自社株買いはなぜ株主への利益配分になるのか?
  3. 自社株買いは会社にもメリットがある
  4. 自社株買いのメリット、おおまかな計算
  5. 4~6月は自社株買い発表シーズン、自社株買いをネタに株価が乱高下する銘柄が増えそう

 これら5点について、楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト 窪田真之氏の見解を紹介する。

企業が自社株を買うのはなぜ?

 近年、自社株買いを発表する上場企業への投資家の注目が高まっている。自社株買いとは、文字通り、自社が発行している株を買い戻すことだ。具体的に言うと、「JT(2914)がJTの株を買う」「NTT(9432)がNTTの株を買う」のが自社株買いになる。

 何のためにそんなことをするのだろうか。最も重要な理由は、株主への利益配分を増やすことだ。自社株買いは利益配分の重要な手段になる。

 株主への利益配分を増やす方法として主に2つある。

  1. 増配(ぞうはい):1株当たりの配当金を増やすこと
  2. 自社株買い

 増配も喜ばれるが、近年は自社株買いがより高く評価される傾向がある。

自社株買いはなぜ株主への利益配分になるのか?

 「自社株を買うんだから、株価が上がるのでしょ」と自社株買いの意味を「買いが入る」という需給材料だけと考えている人もいる。

 確かに「自社株買い」を発表した企業の株価が短期的に大きく上がることもある。自社株買いをネタに、短期筋が買い上がるとそうなる。でも、それだけならば、短期的な株価材料にしかならない。企業の投資価値が変わらなければ、いずれ売られて元の株価に戻るだろう。

 自社株買いの意味は「買って株価を押し上げる」ことではない。「1株当たりの利益を増やす」ことにある。

 自社株を買うと、発行済株式数が減る。会社の利益総額が変わらなければ、1株当たり利益が増える。1株当たりの利益が増えることを好感して、株価水準が高くなることが期待される。

 少し分かりにくかったかもしれないので、「たとえ話」で説明する。40個のケーキ(企業の純利益)を株主10人で均等に分け合うことを考えてほしい。1人4個ずつもらえる。ここで企業が自社株買いを実施し、株主2人の株を買い取ったとする。すると、株主数は8人に減るので、1人当たりのケーキの割り当ては5個に増える。

 自社株買いとは、株式数を減らすことで1株当たりの分け前を増やすことにある。

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