Salesforceは、ワクチン接種管理ソフトウェア「Vaccine Cloud」をアップデートし、ワクチンの事前登録や、予約が可能になったら通知を受け取れるようにした。
この無料のアップグレードにより、新型コロナウイルスのワクチン接種を予約するために、ページを絶えず読み込む必要がなくなる。また米国時間4月19日より、米国の全成人が接種対象となるが、より拡張性のあるシステムを構築して、ワクチン接種を管理できるとしている。
このSalesforceの取り組みは、Akamaiが「Vaccine Edge」で、登録やワクチン予約のために仮想待合室機能を提供しているのとは、やや趣向が異なる。Akamaiのアプローチは、同時登録のプロセスを改善するが、Salesforceのアプローチは登録して、後から予約できるようなプロセスとなっている。しかし、いずれもワクチン接種の待ち行列を、より整然とした拡張性のあるものにするという、同じ目的がある。
SalesforceのVaccine Cloudのアップデートには、以下のことを行うシステムが含まれている。
- 住民はワクチン接種の事前登録が可能。
- 接種対象になると、電子メール、SMS、その他のチャネルを通じて、予約をするように通知。
- Vaccine Cloudが、ユーザーをパーソナライズした予約プロセスにつなぎ、1回限り有効のリンクを提示。
- そのリンクを使用すると、予約可能な接種場所と時間帯を表示。
新型コロナウイルスのワクチン接種では、ワクチンの在庫管理に加え、待ち行列管理と予約管理が最大の課題となっていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。