編集部からのお知らせ
Topic 本人認証の重要性
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
米ZDNet編集長Larryの独り言

セキュリティ対策に能力発揮、「ニューロダイバーシティ」人材とは--米銀大手CISOに聞く

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2021-04-19 06:30

 ニューロダイバーシティ(neurodiversity、「脳多様性」や「神経多様性」と訳されることもある)人材は、企業やサイバーセキュリティに必要とされるパターン認識能力やスキルを持っている場合があるとされている。

 筆者は、Bank of Americaの最高情報セキュリティ責任者(CISO)Craig Froelich氏にインタビューを行い、ニューロダイバーシティ人材の雇用や、それらの人材がサイバーセキュリティチームにどのようなメリットをもたらすかについて話を聞いた。以下ではその要点をまとめる。

 ニューロダイバーシティはBank of Americaの人材雇用戦略の一部である。Froelich氏は次のように述べた。

 私たちの組織では、かなり前からニューロダイバーシティ人材が働いています。神経学的な多様性を持つ人たちの数が多い割には、ニューロダイバーシティは、企業のダイバーシティ推進活動の中でも目立たないものの1つだと言えるでしょう。世の中には自閉症スペクトラムの人もいれば、ADHDの人もいます。またディスレクシア(難読症)の人もいます。彼らの中には、それらの症状と結びついているスティグマのせいで、長い間そのことについてオープンに話したくないと思ってきた人たちもいます。私たちが、いくつかのサイバーセキュリティの難しい問題を解決するためにニューロダイバーシティの重要性について検討し始めたとき、まず大事にしたのは、組織の中でオープンかつ率直に、勇気を持って対話できるようにすることでした。すると素晴らしいことに、誰もが助けになりたいと言ったのです。それから重要だったのは、この問題に詳しいコミュニティから、私よりもこの問題をよく知っており、何から始めて何をすればいいのかを理解する手助けをしてくれるパートナーを見つけることでした。

 大事なのは、これは孤立した取り組みではないということです。これは人材雇用戦略の一部なのです。ニューロダイバーシティ人材は、すでにチームの一員になっている人も、これから参加する人も、同じ採用手続きを経ています。

 サイバーセキュリティにおけるニューロダイバーシティの役割について。Froelich氏によれば、ニューロダイバーシティ人材はパターンの発見を得意としている。同氏は次のように述べた。

 ニューロダイバーシティ人材が持っている優れた能力の1つの例が、パターン認識に関する素晴らしい能力です。サイバーセキュリティの分野には、暗号、マルウェアのリバースエンジニアリング、ハントチームなどの、集中力や、意思や、細部を見極める力が非常に重要な仕事があります。ニューロダイバーシティ人材は、適切な条件とサポートがあれば、そうした仕事をこなせる優れた適性を持っています。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    なぜ、2021年にすべてのマーケターが「行動経済学」を学ばねばならないのか?

  2. セキュリティ

    SIEMとEDRが担うべき正しい役割とは?企業のセキュリティ部門が認識しておくべき適切なツールの条件

  3. クラウドコンピューティング

    デザインシンキングによるAIと課題のマッチング!現場視点による真のデジタル改善実現へ

  4. 経営

    なぜ成長企業の経営者はバックオフィス効率化に取り組むのか?生産性を高めるための重要な仕組み

  5. 仮想化

    Microsoft 365を利用する企業が見逃す広大なホワイトスペースとは?

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]