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ワークマン、約10万品目の発注業務を自動化する新システムを導入

NO BUDGET

2021-04-21 09:40

 ワークマンは、日立製作所の「Hitachi Digital Solution for Retail/AI需要予測型自動発注サービス」を活用し、約10万品目の発注業務を自動化する新システムを構築、3月から2店舗に先行導入して稼動を開始した。Hitachi Digital Solution for Retail/AI需要予測型自動発注サービスは、全国展開するスーパーマーケットなどへの導入実績がある。

ワークマンが導入したシステムの概念図
ワークマンが導入したシステムの概念図

 ワークマンと日立は今後、全国の「ワークマン」「WORKMAN Plus」「#ワークマン女子」を合わせた約900店舗を対象に、同システムを適用拡大していく予定だ。

 ワークマンでは、取り扱い商品が約10万品目に及び、1店舗当たり約1万3000品目を有している。従来の同社は、これらの発注業務に1日当たり約30分を費やし、適切な在庫の確保やタイムリーな商品の入れ替えに課題があった。

 そこでワークマンと日立は、2020年に発注・在庫管理業務の自動化に向けた「協創」を開始。「Hitachi Digital Solution for Retail/AI需要予測型自動発注サービス」をベースに、ワークマンの商品特性を考慮し、在庫回転率の低い定番商品に対応する自動補充型のアルゴリズムを組み合わせるとともに、在庫回転率に応じて「自動補充型」と「AI(人工知能)需要予測型」のアルゴリズムを動的に切り替える機能を今回新たに追加した。

 自動補充型アルゴリズムは、商品の販売累計が一定数を超えた時や最低在庫量を下回った時に、自動的に発注を行う「セルワンバイワン方式」による計算方法。AI需要予測型アルゴリズムは、商品ごとの過去の在庫・発注・販売・売れ残り量や、天候・イベント情報などの複雑な条件を考慮して需要量を算出する方法となっている。

 ワークマンの3店舗、31品目を対象に同システムのシミュレーションを行ったところ、現状の店舗棚割に即した平均在庫量を維持しながら、こまめな補充による欠品抑制が実現できるようになった。同時に各店舗で毎朝システムにより推奨された発注量を確認し確定ボタンを押すのみで発注作業を完了でき、約30分を費やしていた作業を約2分に短縮できることを確認した。

 なお、アルゴリズムの切り替えや、自動補充型アルゴリズムに関する制御パラメータを分析し、一括でメンテナンスする運用サポートには、日立ソリューションズ東日本の需要予測・発注計画ソリューション「SynCAS」を活用している。

 日立は、今回の協創を通じて機能を拡充した本サービスを、流通分野向けのLumadaソリューション群「Hitachi Digital Solution for Retail」のラインアップの一つとして、衣料品やスーパーマーケットなどの小売店を対象に展開していく予定だ。

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