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中国が世界の"オペレーティングシステム"の主導権を握る恐れ--英GCHQ長官 - (page 2)

Danny Palmer (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2021-04-29 08:30

 「将来、私たちと価値観を共有しない国々が、彼らの非自由主義的な価値観を標準や技術に盛り込み、私たちがそれらの技術に依存するようになる可能性がある。もしそれが現実になり、その技術が安全ではなかったり、壊れていたり、非民主主義的なものであることが後から判明すれば、誰もが非常に困難な未来に直面することになる」とFleming氏は懸念を示した。

 この分野の地政学的な問題の1つは、すでに表面化している。中国は5G技術をリードする国の1つになっているが、英国政府はセキュリティ上の懸念を理由に、中国のテクノロジー企業である華為技術(ファーウェイ)が製造した5G機器を、英国のモバイルネットワークから排除する方針を明らかにしている。英国政府はそれ以前に、一度はファーウェイが同国の5Gネットワークに参入することを許している。

 しかしFleming氏によれば、量子コンピューティングや暗号などの鍵になる分野で独自の技術を開発すれば、英国は技術面での戦略的な優位性を維持できるという。これらの技術は、攻撃や破壊工作から重要な情報や機能を守るのに役立つものだからだ。

 同氏は、「私たちは国家として、利用できるあらゆる手段を用いて、鍵となる技術や市場を生み出し育てる必要がある。私たちはそれを、わが国と開かれた社会を守るような形で進めなければならない。そのためには、もっとうまく国家の力を使って、素晴らしい技術の発展を促し、守れるようになる必要がある」と述べた。

 ただし、英国だけで行動するのではなく、同盟諸国と協力して、万人のサイバー防衛力を高めていくことが重要だとFleming氏は言う。

 「英国は島国だが、孤立しているわけではない。テクノロジーを利用して戦略的に優位に立つには、同様の志を持つ同盟諸国と力を合わせる必要がある。私たちが対抗者を上回るためには、ほかの国々と協力するしかない」と同氏は述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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