「RPA」から見えてくる業務プロセス効率化の未来 - (page 3)

田中好伸 (編集部)

2021-05-04 07:30

【ラウンドアップ】

 もちろん、日本でも業務プロセスの全体を見渡して、手作業によるプロセスにかかる時間を短縮しようとしてRPA(+AI OCR)を活用する企業が増えている。

 どのように業務プロセス全体を効率化できるか――。こうした疑問を考えたときには、どのプロセスにRPAを活用するか、ではなく、一定のプロセスをシステム化した方が効率化のメリットが大きいケースもある。例えば、あるシステムと別のシステムへの二重入力という課題に対してはRPAではなく、「ETL」などの解決方法もあるからだ。

業務プロセスを分析する「プロセスマイニング」

 業務プロセスを全体としてどのように効率化できるか――。この課題に対して最近になって注目されているのが「プロセスマイニング」だ。ある業務プロセス全体にかかる時間などをデータとして分析して、RPAを活用した方がいいのか、システム化した方がいいのかなどが可視化できるようになっている。このプロセスマイニングでは、RPAソフトベンダーはもちろん、統合基幹業務システム(ERP)パッケージベンダーなどさまざまなアプローチがみられるようになっている。

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