SMBC日興証券は、同社の外国為替証拠金取引(FX)サービス「日興FX」のシステム基盤に、インターネットイニシアティブ(IIJ)のSaaS(Software as a Service)型FXプラットフォーム「IIJ Raptor(ラプター)サービス」を採用した。IIJが発表した。
IIJ Raptorサービスは一つのプラットフォームで、「くりっく365」(FX/株)と店頭FX、CFD(差金決済取引)に対応した取引システムをSaaS型で提供するFXプラットフォームサービス。現在、十数社を超えるFX事業者のサービス基盤として稼動している。並列メモリー処理技術を駆使した「取引コア機能」を中心に、ユーザビリティーに優れた「投資家向け機能」、収益を最適化する「ディーリング機能」、顧客管理を行う「バックオフィス機能」で構成されている。
日興FXでは、28通貨ペアの取り扱い、初心者のユーザー向けに最小通貨単位を100通貨に設定できることなどの要件を満たすため、IIJ Raptorサービスの取引コア機能を改修して対応している。さらに、SMBC日興証券のオンライントレード(日興イージートレード)を利用している投資家の利便性を考え、同サービスとの口座連携やシングルサインオン、証拠金振替に対応している。