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NEC、新周波数チャネルとVLAN対応のプライベートLTEシステムを発売

NO BUDGET

2021-05-07 07:00

 NECは、新周波数チャネルに対応したsXGP(shared eXtended Global Platform)対応アクセスポイント(AP)とAPコントローラーの提供を開始した。同社は、このシステムを2025年度までに累計1000システム以上提供することを目指している。

sXGP対応アクセスポイント(左)とsXGP対応APコントローラー(右)(出典:NEC)
sXGP対応アクセスポイント(左)とsXGP対応APコントローラー(右)(出典:NEC)

 NECのsXGPシステムに対応したコミュニケーションサーバーは、従来対応していたUNIVERGE SV9500CTに加えて、UNIVERGE SV9300CTにも対応する。また、sXGPで無線化した内線システムとナースコールシステムを連携させた病院向けソリューションも提供する。さらに、これまで出荷されたNECのsXGP対応APについては、ソフトウェアアップデートで新周波数チャネルに対応することができる。

 新周波数チャネルは、1.9GHz周波数帯を使用した自営通信用TD-LTE規格であるsXGPに対応したプライベートLTEシステムにおいて、2020年12月から運用帯域の拡張で利用可能となった。

 sXGPは免許不要でありながら、無線LANなどと比べて外来ノイズが少ない1.9GHz周波数帯を用いているため、通信の安定性が高い。また、秘匿性の高いLTEのSIM認証や外部にデータを出さないクローズドなネットワーク構成により、安全なローカル無線通信ネットワークを構築することができる。そのため、病院や工場、倉庫などの自営ネットワークで音声通話やデータ通信などに活用されてきた。

 一方、同じ周波数帯を用いる自営PHSやDECT(デジタルコードレス電話)が、既に敷地/建物内や周囲で使われている場合、無線干渉により利用が困難な場合があった。

 今回、新たに利用可能となった周波数チャネルに対応することにより、こうした無線干渉の問題が解決した。また、VLAN対応によりセキュリティやネットワーク設計の柔軟性が向上したほか、対応コミュニケーションサーバーの拡充や、病院でのナースコールシステムへの対応など連携範囲を広げることが可能となった。

 従来、既存の自営PHS/DECTがある場合は、その無線干渉の影響を考慮してエリア設計や構築を行う必要があった。しかし、今回対応した新周波数チャネルはsXGP専用のため、設計工数が約半分になるなど、エリア設計や構築の効率と柔軟性が大幅に改善される。

 同システムはVLANに対応しており、通信可能なグループを複数に分けることが可能。音声やカメラ、センサーなどの用途ごとにVLANを分けることで、セキュリティやネットワーク設計の柔軟性が向上する。また、APN機能の拡充によりsXGP対応APごとに端末の接続を制御することが可能で、テナントごとに接続できる端末を制御するなど、一つのAPコントローラーで複数拠点へのサービスを展開することができる。

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