Dell Technologiesは米国時間5月2日、傘下のクラウドインテグレーションプロバイダーBoomiをプライベートエクイティ会社のFrancisco PartnersとTPG Capitalに40億ドル(約4400億円)で売却する契約を締結したと発表した。
Boomiは、クラウド関連でのサービスとしてのインテグレーションプラットフォーム「iPaaS」(Integration Platform as a Service)を提供しており、1万5000社を超える法人顧客を抱えている。Dellは2010年に、自社のソフトウェアラインアップを拡充していく動きの中で、Boomiを買収した。
Dellは4月、VMwareを独立した企業としてスピンオフすると発表した。また今週、「Dell Technologies World」を開催している。
Dellの最高執行責任者(COO)Jeff Clarke氏は、Boomiの売却は両社にとって適切な動きだと説明した。Dellは、中核インフラとPC事業のモダナイズを継続するとともに、ハイブリッドクラウドとプライベートクラウド、エッジ、通信、「APEX」などの優先度の高い分野を拡大し、成長を促すことにフォーカスしているという。
Francisco Partnersは、Boomiがクラウド上のデータやワークフローの連携機能のさらなる自動化を追求するツールを開発していくとしている。TPGとFrancisco Partnersは、独立企業としてのBoomiの成長を加速させていくことになる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。