A.L.I. Technologies(A.L.I.)は、丸紅が代表を務める高速道路インフラマネジメントの実証実験に参画する。同実証は、NEXCO中日本管内の高速道路で5月から実施している。
A.L.I.は人工知能(AI)搭載型ドローンをはじめとしたドローン/AI事業などを展開している。
実証は、ドローンや高性能カメラでの撮影やそのデータ活用による、のり面点検、道路敷地といった巡回における業務効率化の有効性の実証を目的としている。点検対象は、のり面排水施設の損傷、のり面土砂流出の有無、倒木の有無、不法投棄の有無など。
小型無人機(ドローン)に搭載した高性能カメラを用いて点検/巡回対象範囲を撮影し、そのデータを活用することで、業務の効率化と有効性を実証する。併せて、高速道路の安全を担保できる飛行ルートの設定と飛行オペレーションの作業効率性の確認を行う。
のり面点検や徒歩による道路敷地等巡回は従来、作業員が徒歩での現地踏査や目視で実施しており、地形や管理路の整備の状況によって現場踏査に時間を要する。また、危険を伴う箇所の業務負担を軽減する必要性があるという。
ドローンや高性能カメラを活用したのり面点検、道路敷地等巡回のイメージ(出典:A.L.I.)