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特急対応が必要なGoToトラベル事業をkintoneでさばいた星野リゾートの底力 - (page 3)

柳谷智宣

2021-05-18 07:15

 kintoneでアプリを作り、フォームブリッジで予約日などの情報を入力してもらい、申請を受け付けた。星野リゾート側がkintone上で申請内容を確認し、問題がなければキャンペーンを適用する。同時に、kMailerから適用した通知を送信するフローを構築した。その結果、本来電話で連絡が来るはずだった7000件の予約をkintoneでさばくことができたのだ。

 「クレジットカードに返金となるのですが、エラーになってしまうカードが一定数あります。その場合は、kViewerのマイページ機能で、返金先の口座情報を伺うようにしました。電話やメールでやり取りすると煩雑になりますが、kintoneなら一覧画面で管理できるので返金処理が行いやすいフローを構築できました」(滋野氏)

 今後、Go Toトラベルキャンペーンが再開されたら、またこの仕組みを活用する予定とのこと。今後のkintone活用の展望としては、「類似プラグインの撲滅」という目標があるそう。積極的にkintoneを活用するあまり、星野リゾートでは多数のプラグインや連携サービスを導入している。そうすると、それぞれの使い方を学ぶ必要があるし、コスト的にも効率が悪い。そこで似たようなプラグインや連携サービスは一つに絞って行く予定とのこと。

 稼働したウェブフォームを見て、社内の色々な部署からkintoneとフォームブリッジを使ってみたいという要望が寄せられているそう。「今後は社内に展開していきたいと考えています」と滋野氏は締めてくれた。

 星野リゾートは大手企業となるが、開発チームとは別に、kintoneを現場でフレキシブルに運用した効果が大きい導入事例だった。迅速に解決したい課題がある企業にとっては、大手企業でもスピード感のあるシステム開発ができるということは参考に、そして目標になることだろう。

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