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日本株展望

乱高下の米国株:セル・イン・メイ後は?--イールドカーブと業績見通しをチェック

ZDNet Japan Staff

2021-05-14 11:51

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 季節性と長期金利上昇懸念で米国株は急落
  2. イールドカーブ(長短金利差)から米国株の行方を占う
  3. 米国株は業績相場に移行する過渡期にある可能性

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

季節性と長期金利上昇懸念で米国株は急落

 今週の米国市場では、インフレと長期金利上昇を懸念する売りが重なり株価は急落に直面した。5月7日の本稿で、株式は「セル・イン・メイ」(5月以降の株安)に直面しやすいとの見方をご紹介した。5月以降の相場下落は「アノマリー」として知られている。

 アノマリーとは「効率的市場仮説では説明しにくい経験則(季節性)」を総称する。実際の株安要因としては、インフレ(物価上昇率の加速)やテーパリング(量的緩和縮小)観測を受けた長期金利の再上昇懸念が挙げられる。

 図表1は、米国の金利動向について期待インフレ率(Break Even Rate)、長期金利(10年国債利回り)、政策金利(FF金利上限目標)、実質長期金利(長期金利-期待インフレ率)の推移を示したものだ。

 12日に発表された4月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比+4.2%に加速(3月は+2.6%)。コアCPI(食品とエネルギーを除くCPI)も同+3.0%(3月は+1.6%)と2020年3月以来となる2%超に上昇した。

 FRB(米連邦準備制度理事会)高官は、商品価格の上昇や低迷していた前年同月からの反動に伴う「一過性的な物価上昇」との見方を示している。

 ただ、期待インフレ率は上昇傾向で、長期金利や実質金利が上昇すると、株式バリュエーションに下方圧力がかかるリスクが警戒される。米国株が下落すると、リスク回避姿勢を反映した海外短期筋の売りが強まり日本株も下落しやすくなる。

<図表1:米国市場で期待インフレ率と長期金利の上昇は続くのか>

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2020年初~2021年5月12日)
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2020年初~2021年5月12日)

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