従来のオンラインイベント参加者は「(主催者が)メールや特設サイトを用意していたが、利用者は複数のチャネルやウェブサイトにアクセスする必要があった。Eight ONAIRは視聴ページへダイレクトにアクセスできるのが大きな利点」(大津氏)となる。
イベント一覧から関心を持ったイベントページを開くと、Eightベースの参加予定者を可視化し、Eightのオンライン名刺の情報を用いることで登録は完了。一般的なオンラインイベント参加時に必要な入力フォームに悩まされることはない。
また、従来のオンラインイベントは「事前申し込みで開催に備える風潮だったが、開催10分前にスマートフォンへはプッシュ通知、ウェブブラウザーへは通知バナーを通じて開催を知らせてくれる」(大津氏)

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オンラインイベント主催者側も、登録情報は告知URLや視聴用URL、開催日時の3項目のみ登録するだけで済む。加えて参加者のオンライン名刺情報から氏名やメールアドレスなどの基本情報と、Eightで管理する担当業務内容やキャリアの要旨、過去の名刺、学歴といった情報を取得できる。
「イベント開催後のフォローなどに参加者情報を活用しやすくなる」(大津氏)
記者会見が開催された5月13日時点で約400のオンラインイベントが登録されているが、大津氏は「あくまでも直近数週間に開催されるイベント数。この盛り上がりを継続したい」と今後の目標を指し示した。
前述のとおりEight ONAIRは無償で利用できるが、「強固なビジネスネットワークに成長する」(塩見氏)ことで、他の事業部門との相乗効果から収益化を目指している。また、2021年夏までにオンラインイベントのアーカイブ視聴などの機能実装も予定済みだ。