デル・テクノロジーズは、2月22日~3月26日に2373人のビジネスパーソンを対象に在宅勤務とリモート会議 の実施動向およびその際に使用している周辺機器に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
これによると、回答者の78%が週1回以上の在宅勤務を実施しており、そのうち毎日在宅勤務を行っているとの回答が最多の36%だった。一方で、約5人に1人が現在も毎日出社していることが分かった。
回答者の55%が1日1回はリモート会議を行っており、リモート会議の急速な普及が見て取れる。しかし、快適なリモート会議を実現する外付けモニターなどの周辺機器の導入については遅れが見られる結果だった。さらに、リモート会議の二大課題として「音質」と「カメラ・モニター」が挙げられ、その課題解決のカギとしてモニターやウェブカメラといった周辺機器にあることがうかがえた。
リモート会議について最も回答が多かったのは、「1週間に数回リモート会議やリモート商談を行う」の42%だった。リモート会議を一切行わないとの回答は、わずか2.7%にとどまる結果だった。
在宅勤務やリモート会議で利用しているデバイスは、「ウェブカメラとマイク内蔵のノートPC」との回答者が最多で29.2%。「ヘッドセット」は15.4%、「外付けモニター」は13.6%、「ウェブカメラ」は10%にとどまった。
音質の課題で最も多かったのは、「周囲の音声や生活音など余計な音声が入ってしまう(17.7%)」で、カメラ・モニターの課題で最多のは、「ノートPCの画面が小さく投影資料が見にくい(17.3%)」だった。また、回答者の声では、「目線や画角が合わないことでお客さまに失礼」というコメントが多く見られた。
ウェブ会議のために会社から支給されたあるいは自身で購入したデバイスやツールについては、「ノートPC」と「デスクトップPC」(計35.9%)が最も多く、「ヘッドセット類」は23.7%だった。一方で、モニターは12%、ウェブカメラは11.6%だった。