デル・テクノロジーズは5月19日、x86サーバー「Dell EMC PowerEdge」17製品中、第3世代Intel Xeonスケーラブル・プロセッサー搭載5製品を5月13日から販売開始したことを明らかにした。これらの製品は3月18日に発表されている。
税込価格は「PowerEdge R650」が130万4014円、「PowerEdge R750」が149万2038円、「PowerEdge R750xa」が339万1682円、1シャーシ1サーバー(最大4台)構成時の「PowerEdge C6520」が155万3977円、「PowerEdge MX750c」が153万421円となる(いずれもXeon Gold 6330搭載時の構成例)。
(左上から時計回りで)製品本部 シニア・プロダクトマネージャー データセンターコンピュート&ソリューションズ事業統括 岡野家和氏、執行役員 副社長 データセンターコンピュート&ソリューションズ事業統括 松本光吉氏、執行役員 製品本部長 データセンターコンピュート&ソリューションズ事業統括 上原宏氏
同社は温室効果ガスの出所を把握する「プロダクトカーボンフットプリント」に言及、執行役員 副社長 データセンターコンピュート&ソリューションズ事業統括 松本光吉氏は「PowerEdge R840は最大構成時で1万5600kg CO2eだが、エネルギー強度(経済効率)は8年間で低下した。クライアント系デバイスは平均60%の削減にとどまるが、サーバー群は80%までの削減に成功している。設計段階から廃棄物を抑制する『設計段階からサステナビリティ』、ライフサイクル全体でCO2を削減する『熱制御への多面的アプローチ』」の継続を表明した。
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ボードレイアウトを見直して、2基の電源を両端に分離
今回新たに発売を開始したのは、人工知能(AI)/機械学習向けのPowerEdge R750xa、スケールアウト構成のラック型となるPowerEdge R750/R650、マルチノード型のPowerEdge C6520、PowerEdge MXモジュラーサーバーのMX750cの5製品。
PowerEdge全体の特徴について、製品本部 シニア・プロダクトマネージャー データセンターコンピュート&ソリューションズ事業統括 岡野家和氏は「(GPU)NVIDIA HGX A100に特化した『PowerEdge XE8545』は、奥行きを810mmに縮めた4Uサーバー。日本のラック環境にも余裕で設置できる。また、NVIDAの協力でGPUをTDP 500W稼働をサポートし、カタログ性能より最大15%の性能向上を確認した」と解説。エッジ環境向けの「PowerEdge XR12/XR11」は7月からの販売開始を予定している。