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日本株展望

成長株投資入門(その2):成長株の3条件、前提が崩れたら損切り

ZDNet Japan Staff

2021-05-20 08:13

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 小型成長株投資が面白い時代に
  2. 製造業が衰退・IT産業が成長
  3. 成長株の3条件
  4. 成長株の3条件を満たしていると確信した企業でも成長できずに終わることがある
  5. 再び強調、「テンバガー狙うならチャートを見よ」

 今日は5月13日のレポート、「成長株投資入門(その1):テンバガー狙うならチャートを見よ」の続きになる。

小型成長株投資が面白い時代に

 21世紀になり、第4次産業革命と言われる経済の構造変化が急速に進んでいる。これにともない、東証マザーズなどに上場する小型株から高成長企業がたくさん現れる時代となった。

 古いビジネスモデルにとらわれている大企業が衰退する中、創業10~20年で30~40歳代の若い創業社長が率いるユニークな企業が急成長する時代になっている。

 日本には、残念ながら米国のGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)のような世界のITインフラを支配する巨大成長企業は出てきていない。それでも、ユニークなサービスで成長するニッチ企業はたくさん出ている。これから、世界中でAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット化)、5G(第5世代移動体通信)、サービスロボットの活用が加速するにつれて、日本でも業歴の若いベンチャー企業からたくさんの成長企業が出ると思う。

製造業が衰退・IT産業が成長

 このような大きな変化をもたらしている根幹にあるのが産業構造の変化。製造業が衰退し、IT産業が飛躍する局面となりつつある。

 20世紀には、製造業で世界トップに立つことが成長企業となる条件だった。なぜならば、20世紀は「モノ」の豊かさを求めて人類が努力した時代だったからだ。生活を豊かにするモノを開発し、いち早く安価に大量生産する技術を確立した製造業が成長した時代だった。

 ところが、21世紀に入り状況は変わった。製造業で稼ぐのが難しい時代になった。モノは人気が出て一時的に不足してもすぐ大量供給されて、価格が急落するようになった。製造業では、韓国、台湾、中国および日本企業が利益度外視の過当競争を繰り返すようになってしまった。

 このように、モノが余る時代となる中、恒常的に不足しているのが良質なサービス。医療、介護、保育、防犯、警備、教育、宅配ドライバー、熟練建設工など、良質なサービスが不足している分野はたくさんある。サービスはモノのように工場で大量生産することができないので、人手不足が続く中、良質なサービスは恒常的に不足するようになった。

 そこで、良質なサービスを安価に大量供給する仕組みを作った企業が、21世紀の高成長企業になる。人間にしかできなかった良質なサービスをITで安価に大量供給する仕組みを作った企業が高成長企業となった。

 EC(電子商取引)はリアル店舗を作るコストを省き、ネットを通じて小売りサービスの量産を可能にしたものだ。小売りだけでなく、金融、医療サービス、人材あっせん、コンサルティング、教育、測量、旅行手配、予約サービスなどさまざまな分野で、リアルをネットが代替する時代となりつつある。

 今後、AI、IoT、5G、ロボットやその応用分野(自動運転、FinTechなど)から、21世紀の成長企業が多数出てくるだろう。

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